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「スマートフォン一辺倒は、時期尚早」
最新データから読み解くモバイルの検索動向とSEO対策手法

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2010/11/16 12:00

 スマートフォンが大きな話題となっているモバイル業界だが、モバイルビジネスの主戦場は普及率の高い既存の携帯電話向けの市場だ。最近では、検索エンジン経由でのモバイルサイトへの集客が重視されるようになっているが、PCと異なり、検索エンジン側とサイト側双方にさまざまな特性があり、十分なSEO対策が行われているとは言えない。モバイルコンサルティング事業を手がける株式会社Speeeの渡邉氏は、10月1日に開催されたMarkezine Day 2010にてモバイルならではの検索エンジンのロジック解説とその対処法についての講演を行った。(バックナンバーはこちら)

著しい伸びを見せるモバイル検索

 モバイルビジネスにおけるコンサルティング、SEO、アクセス解析などのサービスを提供する株式会社Speee。登壇した同社取締役の渡邉氏 はまず、2009年9月15日に矢野経済研究所が発表した国内におけるスマートフォンの台数およびシェアの予測を提示した。

株式会社Speee 取締役 SEO事業部 事業部長 渡邉氏
株式会社Speee 取締役 SEO事業部 事業部長 渡邉昌司氏

 この予測によると、スマートフォンは2009年に200万台だったものが2013年には1,350万台と急激な右肩上がりで普及が進むとされている。従来型の携帯電話も、2009年の3600万台から、2013年に4500万台と、ゆるやかに伸びるとされている。

講演資料より掲載(以下、同)

 iPhoneやAndroid端末といったスマートフォンの話題に押され、従来の携帯電話への注目度は下がっているものの、2013年においてもスマートフォンは全体の30%未満に留まるとの予測だ。このことから渡邉氏は「スマートフォンの時代だから、『既存のケータイ対応は必要がないんじゃないか』というのは時期尚早かなと我々は考えています」と、既存のモバイル市場の重要性を語った。

 2007年にauが公式の検索サービスとしてGoogleを採用して以来、ユーザーの検索サービス利用が進んでいる。PCとモバイルの検索数の伸び率を比較した過去3年間のデータでは、モバイルで検索するユーザーは、PCのほぼ4倍のペースで増えている(スマートフォンは含まず)。

 モバイルリスティング広告費も近年で著しい成長を遂げ、PCのリスティング広告費は5年間で約250%の成長率であるのに対し、モバイルは5年間で約1300%もの伸びだ。こうしたデータから、モバイル検索とPCの検索との差は縮まりつつあるというのが渡邉氏の考えだ。


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連載:MarkeZine Day 2010レポート

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