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brightcove PLAY 2011レポート

「Facebookを使う必要は本当にあるのでしょうか?」
世界一の“ブランド”ハーバード大学がFacebookを利用する意味


 Brightcove PLAY 2011で「Harnessing Social Media to Expand Audience Reach and Deepen Engagement(ソーシャルメディアを活用したユーザリーチとエンゲージメントの拡大)」と題したパネルディスカッションが行われた。台頭するソーシャルメディアがもたらしたビジネスインパクトとは? ソーシャルメディアを活用したマーケティングの現状は? など活発な意見交換がなされた。(バックナンバーはこちら)

ソーシャルメディアの雄、Facebookも登壇!

 ソーシャルメディアが企業のマーケティング活動において大きなインパクトをもたらしていることはすでに疑いのない事実であり、各社様々な取り組みがなされている。

 特にトラフィック増加への寄与は検索エンジンについで重要なポイントとなっており、今後もその傾向には陰りがない。ソーシャルメディアをマーケティングに活用している4社とソーシャルメディアの雄、Facebookによる5社がリーチとエンゲージメントの拡大にソーシャルメディアの活用の戦略と方法について意見交換をした。

 パネラーは、Digital Sports Venture CEOのデビヨン・ロス氏、LeanIn CEOのルーク・デビース氏、Major League Gamingのポール・サリバン氏、ハーバード大学のペリー・ヒュイット氏、そして、Facebookのアンディ・ミッチェル氏の5名となった。

Q1.ソーシャルメディアを利用することによるインパクト、特にトラフィックへのインパクトは?

Major League Gamingのポール・サリバン氏

 「あるゲームイベントで、ソーシャルメディアを使ってプレーヤーのプロファイル動画やスケジュール、過去のハイライト動画などを事前に共有したところトラフィックが300%増加しました

Leaninのルーク・デビース氏

 「LeanInのソーシャルプラグインを利用してソーシャルメディア上で共有された動画のクリック数は平均でFacebook上で24回、Twitter上で30回となりました。Twitterがやや優勢という結果でした」

Digital Sports Ventureのデビヨン・ロス氏

 「カレッジバスケットボールのコーチによるツイートで3時間の間に67,000枚のピザが売れました

ハーバード大学のペリー・ヒュイット氏

 「FacebookのLikeボタンを動画に設置したところトラフィックが50倍になりました」

 このように、各社ともソーシャルメディアからのトラフィックが顕著に増加していることを上げている。特に動画コンテンツとソーシャルメディアとの相性はよく、キャンペーンのような一過性のトラフィックの増加パターンではなく、コンスタントにトラフィックが増加しているという。

 また、ソーシャルメディアを通じて自社サイトへの流入が増大した結果、自社サイトのブランド認知も広がっているという傾向を各社とも語っていたのが、印象的だ。

Q2.FacebookにはLike、Recommendなど様々なボタンを利用し、共有を促す方法があります。動画コンテンツという観点からだとどの方法が一番効果的なんでしょうか?

Facebookのアンディ・ミッチェル氏

 「LikeとRecommendボタンに機能差はありません。Recommendボタンは特にニュースサイトでの利用を想定して作りました。例えば自然災害のようなニュースを「Like」で共有するというのは適切ではないため、Recommendというボタンを用意しています

 4か月前であればShareボタンのほうがサイトへより多くのリファラートラフィックをもたらしていましたが、最近はLikeボタン(Recommendボタン)のほうがリファラートラフィックの増加により貢献しています。今後はLikeボタンを使っていただくことをお勧めします。特にFacebookが提供するアイコンを使い、Likeボタンが押された数字を同時に表示すれば、エンゲージメントが2倍から3倍になるという結果も出ています」

 また、アンディ・ミッチェル氏はウェブサイトへのトラフィック寄与に貢献できるよう、引き続きLikeボタンの改良を行っていくと述べた。

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Q3.Facebookを利用することで、自分たちのサイトが築き上げたブランドのコントロールができず、結果Facebookに依存することになりませんか?

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2011/06/17 15:12 https://markezine.jp/article/detail/13922

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