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アクセス解析徹底活用ガイド

LPOでは不十分!?米・大手サイトがMVTに注目する理由とは?


 前回、世界的に注目を集め、eBayやAMERICAN EXPRESSとったグローバルリーディングカンパニーが活用しているマルチバリエイトテスト(以下、MVT)について説明しました。しかし、なぜサイト最適化の手法としてマルチバリエイトテストが注目されているのでしょうか。この点について、説明したいと思います。MVTについてのおさらいはこちらから→eBayの事例から学ぶ「ページ最適化」最新動向

MVT(マルチバリエイトテスト)が注目される理由

 Webサイトを運営する企業であれば、どの企業もWebマーケティング投資から最大のリターンを得たいと考えるはずです。最大のリターンを得るためには、適切なユーザに対して適切な情報を発信し(ユーザがサイトで自身の問題を解決できるようにし)、ユーザがストレスなくサイト内を動けるようにする必要があります。また1コンバージョン獲得単価などのマーケティング投資に対する効果を最適にする必要があります。

 Webマーケティング投資対効果の最大化のために、多くの企業がSEO対策をし、リスティング広告をはじめとする広告に投資し、アクセス解析ツールを活用しています。サイト構築に際してペルソナを用いてユーザ中心設計を行い、ユーザビリティやアクセシビリティを意識しています。

 そんな中、なぜMVTが注目を集めているのでしょうか?

集客コストの増大

 リスティング広告費の高騰、バナー広告のクリック率の低下など、集客コストが年々高まっています。このような状況に対して、アクセス解析ツールを活用してこまめに媒体やワード選定を行っても、なかなか集客数を増やすことができない、コンバージョン数やCPAを改善することができない企業が出始めています。

 このような状況の中で、改めてサイトのコンバージョン誘導力が注目されています。コンバージョン数やCPAは、集客のパフォーマンス×サイトのコンバージョン誘導力であるためです。

再びコンバージョンへの誘導力が注目されている

 サイトのコンバージョン誘導力を高めるためには、アクセス解析ツールを用いてユーザのコンバージョンプロセスにおけるボトルネックを特定し、それを改善することが基本的な流れですが、その改善をより最適に行うために、MVTが活用されています。

 日本においては、サイト側の改善手法としてLPO(ランディングページ最適化)が注目されていますが、アメリカを中心とした海外ではキャンペーンのランディングページだけでなく、トップページやカテゴリトップページ、登録フォームや商品詳細ページなど、サイトの様々な重要ページをMVTを用いて最適化する、というサイト最適化の考え方が浸透しています。

MVTについてのおさらいはこちらから→eBayの事例から学ぶ「ページ最適化」最新動向

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/07/23 16:25 https://markezine.jp/article/detail/1487

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