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コピーでニンジンをぶら下げ「欲しい!」と思わせよう
今すぐマネしたい、ヒットを生み出す3つの表現

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2012/04/13 08:00

 Web広告、ソーシャルメディア、メルマガ、プレスリリース……。クリエイター希望でもないのに文章を書かなければならなくなったコピー初心者の方へ、ノウハウをお届けします。

ヒットを生みだすキャッチフレーズの3つのポイントとは?

 そのキャッチフレーズを見た時、これは効きそうだと思ったのでその場でメモをした(何度も言いますが、思わず反応したコピーはメモなど記録しておくこと。溜まればネタ帳になるよ)。なにしろ3つもおいしいポイントが盛り込まれている。歴史家W・H・マクニ―ルが書いた「世界史」という本のPOPのキャッチフレーズのことだ。

 新作ではない。1967年に出版され、日本では2001年に刊行された、いわばロングセラーだ。今年の3月現在で上下巻30万部売れているという。世界史の本は売れないと言われているので異例のヒットだ。一昨年に東京大学の生協で火がつき、今年の2月ごろから書店でも販促を展開したという。

 約60文字のキャッチフレーズが機能して、あまり売れていなかった商品をヒットさせ、さらにその現象をメディアが取り上げ、それがTwitterなどで拡散されて、さらに売れ行き好調という一連の流れは理想的なセールスプロモーションと言っていい。

 売れている理由はいくつかあるようだが、書店売り場でのPOPのキャッチフレーズが効いているというのは想像に難くない。販促ツールと言っても、売り場ではこのPOPしか見かけなかったからだ。

 実はこの「世界史」には、「世界で40年以上読み継がれている名著」というキャッチフレーズもある。ニュースリリースのヘッドラインではこの表現でもいい。しかし、売り場で訴求するにはもっと興味を持つような‘その気にさせる’表現が欲しい。その点でよくできているコピーだ。それがこれ。

海外の学生はこの本を読んで世界史に強くなっています。
たった2冊で大丈夫。世界史を理解する最後のチャンスです。

 本の内容に触れずに、読むことでもたらされるメリットを訴求しているのが分かる。初対面では関心を持ってもらうことが重要。それに、やさしい言葉による簡潔な表現もいい。さらには冒頭で述べたとおり、よく使われるコピーライティングのポイントを3つ見ることができる。それらがうまく受け手に動機づけをしている。

 知る前は興味もなかった、ましてや欲しいとも思わなかったのについ……というような購買行動を起こさせるようなキャッチフレーズは動機づけが巧みだ。そこには気になる、手に入れたくなる表現のコツが仕込まれている。そしてそれはコピーライティングのキモでもある。

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著者プロフィール

  • 有田 憲史(アリタ ケンジ)

     コピーライター(キャリア24年)。主な仕事は広告や販促ツール、Webサイト、IRツール、ダイレクトマーケティングの企画やコピー。時々マーケティングプランナーも。その他さまざまな仕事もこなしており、ネット通信講座のコピーライティングの講師、マーケティングコンサルタントやゴーストライターの経験も。これまで担当した業界は電機メーカー、IT、不動産、自動車メーカー、健康食品、流通、食品など。 <...

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