SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

アイレップ紺野俊介からリスティング広告とSEOを混合している人へ

巷ではSEMとSEOが並列でとらえられることが多いが、こうした見方は広義の意味では合っているが、狭義の意味では間違っている。今回はリスティング広告とSEOの違いについて考察していこう。

「SEM≠リスティング広告」、「SEO≠検索エンジン上位表示」

 言葉の定義の問題でしかないが、SEM(Search Engine Marketing)とは「検索エンジンおよび検索エンジンを使うユーザに対してのマーケティング手法」であり、その代表的な手法は大きく2つに分けられる。1つ目は広告手法としてのリスティング広告であり、2つ目は技術手法としてのSEO ( Search Engine Optimization ) である。巷ではSEMとSEOが並列でとらえられることが多いが、こうした見方は広義の意味では合っているが、狭義の意味では間違っていると著者は考えている。

 またSEOに関しても、スパム的な手法は問題外として(ここでは何をスパムとするか議論はせず、各エンジンのガイドラインに委ねる。※注①)、「各検索エンジンでの上位表示」のみをSEOと言うのも間違っていると考えている。これはSEOの技術施策を行った結果でしかないからである。

※注① 各検索エンジンのガイドライン
Google:ウェブマスター向けヘルプ センター
Yahoo!:サイト管理者向けヘルプ
MSN:サイト オーナー ヘルプ

リスティング広告とSEOは、なにが違う?

 リスティング広告とSEOを混同している人も多いが、そもそもは上記のように、それぞれ「広告」手法「技術」手法であり、その手法の結果、ユーザが目にする検索結果上での掲載/表示位置も異なっている。

 リスティング広告は、各サービス(ex, Overtureスポンサードサーチ, Googleアドワーズ広告)のガイドラインに則り、費用さえかければ、一定のコントロールにおいて掲載期間・位置・予算・説明文、リンク先などの意図的な管理が可能である。それに対し、SEOは費用をかけたからといって管理は不可能…と言いたいが、実際のところ表示順位の完全なコントロールは無理だが、費用に準じてある程度のコントロールは可能である。しかし、GoogleがSEO施策としてのテキスト広告の否定性(※注②)を1つの方向性として示したことはこれまでのSEOの方向性を変えていくひとつのきっかけかもしれない。

※注② Googleが示したSEO施策としてのテキスト広告の否定性
How to report paid links』[Matt Cutts*] *米Googleエンジニア
Googleのテキストリンク広告通報フォーム

 さて、リスティング広告とSEOのもうひとつ大きな違いとして、「キーワードの考え方・扱い方」という点がある。次にこちらについて説明しよう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
キーワードの考え方・扱い方の違い

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

紺野 俊介(コンノ シュンスケ)

株式会社アイレップ 代表取締役社長 CEO

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/08/09 08:00 https://markezine.jp/article/detail/1585

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング