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「顧客がLINEを使っているなら、企業もLINEで情報を発信すべき」LINE@活用で数百万単位の売り上げをつくるタワーレコード

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2013/09/10 10:00

 LINEをO2Oプラットフォームとして、スモールビジネス向けに提供する「LINE@」。その活用に取り組む企業の事例を、本連載では紹介していく。第二弾は、ソーシャルメディアマーケティングに積極的に取り組むタワーレコード株式会社 営業戦略室 デジタルマーケティング担当部長の宮崎清志氏にお話しをうかがった。(バックナンバーはこちら)

今回お話をうかがったのは…
タワーレコード株式会社 営業戦略室 デジタルマーケティング担当部長
宮崎清志氏
タワーレコードに入社後、営業企画部門へ。その後、宣伝部にて「NO MUSIC, NO LIFE.」関連業務や夏フェスイベントで、主にWEBを活用したブランディング業務を担う。 2011年にソーシャルマーケティング推進プロジェクトチームを立ち上げる。現在は、営業戦略室にてデジタルマーケティング担当として、ソーシャルメディアやデジタルツールを活用した取り組みを統括している。

EC化が進む環境化で、リアル店舗の強みは何か?

 今日、Amazonや楽天といった企業に代表されるEC市場の伸びに伴い、CDやDVD等の音楽・映像商材はECの売り上げが伸びている傾向にある。そして、日本全体で早ければ数年後にはオンラインの方が売上が高くなるとも予測されている。

 「時代がオンラインへシフトチェンジしている中、ECの売上を伸ばしてシェアをとるために、我々も力を入れています。だからといって、タワーレコード全体のマーケティングとして、ECに大きく導線を流しているわけではありません。ECの力をつけつつ、店舗に関しても売上を維持していくことが目標です」とタワーレコード 営業戦略室 デジタルマーケティング担当部長の宮崎清志氏は語る。

タワーレコード株式会社 営業戦略室 デジタルマーケティング担当部長 宮崎清志氏

 また、同社の広告予算についてたずねたところ、広告よりもセールスプロモーションにかける予算が多いそうだ。ECの売上獲得に向けて、WEB広告の出稿は行っているものの、基本的に売上に直結しないペイドメディアにはあまり予算をかけないスタンスだという。

 「アーティストのマスプロモーション等は、レコードメーカーや事務所が行い、我々は店舗での販促を中心に行っています。ですが、お店で待っているだけでは、なかなか厳しい面もあります」と宮崎氏。

 「インターネットが普及した今日、お客さま自身が音楽情報を簡単に手に入れられます。YouTubeをみれば、いくらでも音楽を視聴できます。そのような環境で、専門店の存在価値とは何なのか、それを改めて考え直しました」

 そこで、「お店には昔以上に音楽の最新情報がつまっている。さらに、イベントや衣装展示など様々なエンターテインメントにあふれている。そして、お店に行けば新しい発見がある」というわくわく感を、お店の魅力として再確認した。そして、店舗の魅力を外に発信していくために、ソーシャルメディアの活用に同社は取り組み始めた

ソーシャルメディア活用に積極的なタワーレコード

 同社はソーシャルメディアやオウンドメディアを活用し、低コストで情報発信を行いつつ、顧客とのコミュニケーションを積極的に行っている。その取り組み度は、「ソーシャルメディア活用企業トップ100」(アジャイルメディア・ネットワーク調査)の10位にランクインしていることからもわかるだろう。LINE@に取り組む前から、TwitterやFacebook、Google+、YouTube、Pinterestなど、様々なソーシャルメディアの活用に取り組んできた。

ブランドチャート(アジャイルメディア・ネットワーク調査)より引用

 「何をソーシャルメディアと定義するかにもよりますが、2008~2009年頃から活用を始めました。当時は“ソーシャルメディア”という言葉自体が一般的に使われていなかったと思います。2008年頃はmixiが流行っていたので、夏フェスのmixiコミュニティをつくって、フジロックやサマーソニックで撮影した写真・アーティスト動画を公開したりして、ファンを増やすことに取り組んできました。

 そして2009年の冬、タワーレコード30周年のタイミングで、Twitterのキャンペーンを初めて行いました。30周年記念イベントをいくつか企画して、Twitterのフォロワーを招待しました。タワーレコードには様々なアカントがあるのですが、そこからTwitterのアカウントをどんどん増やしていきました」


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連載:スモールビジネス向けO2Oプラットフォーム!LINE@活用企業特集

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