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マルケトが語る、マーケティングオートメーション最新動向(AD)

3ヶ月で参加者が2倍!急成長するマルケトユーザコミュニティーと活性化の戦略

マルケトのベストプラクティスを共有するパートナー

 次に、株式会社メジャースがマルケトを活用した自社のサービスを紹介した。同社はイベントの企画・運営や自社メディアの運営を行う、マーケティングの総合プロデューサーだ。

株式会社メジャース マーケティングデータマネジメント部 マネージャー 田所浩之氏(左)、アカウントマネージャーマーケティングプロデュース部 マネージャー 難波弘匡氏(右)
株式会社メジャース マーケティングデータマネジメント部 アカウントマネージャー 田所浩之氏(左)
同社マーケティングプロデュース部 マネージャー 難波弘匡氏(右)

 「マーケティング支援サービスを提供する際に、自社のインフラとしてマーケティングオートメーションを使いこなせるかが重要な差別化要因になっています」と難波氏は説明する。「例えばイベントサポートのサービスを提供する場合、マルケトをサービスのインフラとして活用することで、イベントの集客から開催後のフォローアップも含めた、価値の高いサービスを提供することができます。お客様のニーズも単にイベント運営ができれば良いという時代ではありません。イベントの価値を高められる包括的なマーケティング支援サービスの提案が求められています」(難波氏)

 加えて、メジャースでは、マルケトの導入・運用サービスも提供している。「メジャースはコンサルティングよりも、実践的なサービスが売りです」と、田所氏は強みをアピールした。

 また、メジャースは前述の「Marketo Summit Japan 2015」の総合プロデユースを担当している。マルケトの宮下氏は、「このイベントのバックエンドでは、当然ながらマルケトを使って運営しています。イベントの実行に関するプロセスは、マルケトが自社で積み上げたマーケティングオートメーションのベストプラクティスをベースにしています。つまり、様々なワークフローや、リードスコアリングなどのベストプラクティスをメジャースと共有するのです。イベントで共有されたノウハウを、メジャースのサービスを通じて、多くのマルケトユーザに活用して頂きたいです」と語る。

 イベントサポートを通じて、マルケトのベストプラクティスを自社のノウハウとして獲得するチャンスを得たメジャースは、マルケトユーザにとって「話のわかる心強いマーケティングサービスプロバイダー」となることが期待できるだろう。

ユーザからのフィードバックで続く進化

 続いて、宮下氏からマルケトの機能アップデートの一部が紹介された。まずはSEO機能、これはマルケトで作ったキャンペーン用ランディングページが、そのキャンペーンで狙っているキーワードに最適化できているかをチェックするためのツールである。

 この発表を受け、会場からは日本語に関するサポートや、複数検索エンジンのサポートに関する要望が上がった。「要望は本社の開発に上げます」と、早速プロダクトマネージャーの宮下氏が対応を約束する展開となったのが印象的だ。

 続いて紹介されたのが、「Facebook カスタムオーディエンス連携」だ。これはマルケトで管理しているリード情報をFacebookのカスタムオーディエンスとして簡単に連携できる機能。マルケトのデータベースに登録されている見込み客がFacebookにアクセスした際に、自社の広告を表示することができる。この機能をマルケトにインストールすると、リードリストに「Facebook」ボタンが追加される。クリックすればリストを簡単にFacebookに登録できる。

 「これまでFacebookのターゲティング広告は、BtoB企業では有効に使えないと考えられていました。ですが、Facebookカスタムオーディエンス機能とマーケティングオートメーションがシームレスに繋がることで、全く世界が変わります」(宮下氏)

 最後に宮下氏は自身のマルケトユーザとしての経験を振り返り、ユーザに語りかけた。「デジタルマーケティングでは、新しいサービスやマーケティングのテクニックが生み出されています。そして、オープンで使いやすいマーケティングオートメーションがあれば、自分のアイディアを簡単に実現できます。皆様もぜひ、新しい機能をご利用ください。そして、忌憚のないご意見や成果を教えて頂ければと思います」(宮下氏)

 マルケトのユーザグループミーティングには、ユーザ同士や、ユーザとメーカーがオープンに意見を出し合い、情報を共有できる雰囲気が流れていた。ユーザコミュニティーの成長と活性化は、ユーザとメーカーの相互にとって有益で望ましいことだ。その目標を経営トップが繰り返し語る姿は、ユーザにとって心強いものだろう。これからもユーザーグループミーティングは回を重ねていくはずだ。そこで交わされる議論は、メーカーにとっては「製品やサービスの向上」に、ユーザにとっては「競争力のあるマーケティングの実行とマーケターのスキルアップ」へと結実することだろう。

 冒頭に福田氏が語った「マルケトはユーザコミュニティーとともに成長する」というメッセージが鮮明に伝わってくるイベントとなった。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。DB Online チー...

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/06/18 16:03 https://markezine.jp/article/detail/21628

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