SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

リピートされるECサイトの特徴とは?ファッションECサイトの訪問者数ランキングを発表!

 ヴァリューズは、マーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、通販サイトのファッション領域について2015年1月~3月のサイト訪問者数、訪問回数を集計し、訪問頻度ランキングを作成した。また、訪問頻度の高い上位サイトについて、サイト基本指標、ユーザー属性、集客構造を比較検証を行った。

サイト訪問者数の2強は、カタログ通販の「ベルメゾンネット」「ニッセン」

 2015年1~3月の3か月間で「ファッション」カテゴリのECサイト訪問者数を集計したところ、訪問者数の1位「ベルメゾンネット」、2位「ニッセン」となり、ユーザー数ではカタログ通販サイトが2強となった。3位は「ユニクロ」、4位には「ZOZOTOWN」が入っているが、トップ10のうち半数がカタログ通販サイトに。依然としてカタログ通販の集客力の高さが明らかになった。

 次に、同期間のサイト訪問回数を集計し、ユーザー1人当たり訪問回数(訪問頻度)でランキングしたところ、1位は「通販・テレビショッピングのショップチャンネル」、2位「QVCジャパン|世界最大級のテレビショッピング・通販」、3位「ZOZOTOWN」という結果になった。「ショップチャンネル」や「QVCジャパン」はTV通販との連携があるためか、3か月間で1人当たりの訪問回数が10回超と非常に高くなっていた。

 一方、3位に入った「ZOZOTOWN」をはじめ、トップ10内の「スタイルクルーズ」「ワールド オンラインストア」「Stylife」などは、各アパレルブランドのファンが、新作やセールのチェックなどでリピート訪問していると考えられる。また、4位のニッセンが運営する「アウトレット通販 BRANDELI」や、「ギルト」「ファミリーセール グラムール」等、会員制のアウトレットやセールサイトが、複数、訪問頻度上位にランクインしていることも特徴的だ。

各サイトの集客施策の特性は?

 来訪頻度の高い上位ファッションECのうち、TV通販からは「ショップチャンネル」、アパレル特化のECモールから「ZOZOTOWN」、会員制アウトレットモールより「BRANDELI」、の3サイトについて、サイト基本指標を比較した。

 各サイトともに直帰率が20%前後と低く、平均滞在時間は約10分と、来訪したユーザーを逃さず、サイト内で回遊・滞在させるつくりになっている。また、購入者に絞った平均滞在時間では、「ZOZOTOWN」は30分を超えており、各サイト共通して、購入者では平均滞在時間が約2~3倍に伸びていた。この結果から、吟味しながら購入を検討していることが読み取れる。

 サイト訪問者の属性でも、各サイトのターゲット像が明確にあらわれていた。性別では各サイトとも女性の割合が高くなっていたが、「ZOZOTOWN」では男性比率も37%に。また、年代では「ZOZOTOWN」は20~30代が56%、一方の「ショップチャンネル」は50~60代が67%を占める結果となった。

 最後に、各サイトの集客構造を比較してみた。「ショップチャンネル」や「ZOZOTOWN」は、「お気に入り(ブックマーク)/履歴」経由の流入が30%を超えており、一定のファンがついているようだ。「BRANDELI」は最初にメルマガ登録をしてセール会場へ誘導するつくりになっているため、「メール経由」の流入が27%と高くなっていた。また、「ZOZOTOWN」では「自然検索」経由の流入割合が47%と高く、検索キーワードはサイト名の「ZOZO」をはじめ、各アパレルブランドの名称やアイテム名など、バラエティに富んだ結果に。流行の変化が激しいファッション業界だが、常に新作が入荷する「ZOZOTOWN」では旬のキーワードを的確にとらえたSEO対策が、有効に機能しているようだ。

【関連記事】
KDDI、セレクト・アウトレット型ECサイト「LUXA」運営企業を子会社化
LINE、デザイナーやブランドとバイヤー・小売をつなぐ「LINE Collection」を今夏開始
電通、EC情報サイト「New Commerce Hub」公開、国内外の事例やデータを提供
アプリと実店舗の連携を加速!IoTプラットフォーム「O:der Connect」リリース
ECと実店舗を連動したオムニチャネル施策を検証!電通と爽快ドラッグ、テストマーケティングにおいて協業

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/04/22 08:30 https://markezine.jp/article/detail/22353

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング