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モバイル戦国時代を制覇する!mobidec2007詳細レポート

Google Android、iPhone、モバイルSNS…キーマン投票で未来予測!1年後のモバイル業界


端末の高機能化により3Gユーザーが急増し、パケット定額制料金プランが普及するなど、2007年は新たな携帯向けビジネス提案の好機であり、その傾向は来年にはますます顕著になることが期待される。果たして、モバイル業界はこの先どのように変化していくのか。mobidecのラストプログラムとして恒例となったパネルディスカッションでは、モバイル界を担う5人のキーマンがさまざまな観点から1年後の動向を占った。

Q1 キャリアのシェアはどう変化するか?

 ビジネスにキャリアの協力が不可欠な日本では「答えにくい質問」と苦笑いされながら5人中3人が「今と変わらない」と回答。他の2人からは、AUとsoftbankに対する期待が述べられた。会場からの拍手による投票でも同様の結果となった。

5名のキーマンが、モバイル業界の未来について意見を交わした。

Q2 日本でMVMOは成功するか?

 ディズニーの日本市場参入で一躍注目が集まったMVMOについては、「ごく少数の企業だけが成功し、他は失敗する」という意見が多かった。池田氏は、「1年後と想定すれば、ビジネス系など限定のジャンルに特化したサービスが成功する可能性があるのではないか」と述べた。

Q3 日本でiPhoneを取り扱うのは?

 2007年の米国で大きな話題となったアップル社製携帯端末「iPhone」。日本での発売が待ち望まれているが、果たして取り扱うキャリアがあるのか。もしあるとしたら、どこなのか。パネラー投票では「Docomo」と「softbank」に分かれた。

 Softbankに投票した小野氏は「昨年携帯機器とipodのパッケージ販売をしたこともあり、孫社長自身が興味を持ってアップル陣営に接触しているのではないか」と推察し、両者に投票した杉山氏は「やはりシェアの大きいDocomoは魅力的。また、孫社長率いるsoftbankは『驚かせてくれそうなこと』への期待値が高い一方、AUは好調な時期にあえて挑戦するか疑問」と述べた。

 また、一人だけ「その他」と答えた池田氏は「これだけ注目度が高いのだから、ぜひ独自のMVMOとしてサービスを展開してほしい」と語り、それを受けて真田氏も「日本の携帯電話はOEMであるため、iPhoneを導入しにくい。MVMOの可能性は案外高いかもしれない」とコメントした。

Q4 「Google Android」は日本ではどうなるか

 最も多かったのは「最も日本人的」「ネタとしてありうる」と揶揄しながら選んだ「保険として1機種は対応する」という意見。一方、守安氏は「キャリアのメリットが明確に見えないので、どこも採用しないのでは」と懐疑的な見方を述べた。真田氏は、softbankのみプラットフォームを持たないことから「ひょっとしてsoftbankが採用するのではないか」と述べつつも、「メリットがあるのはむしろ海外進出の足がかりとしたいメーカーの方、その都合でバンドル版が登場する可能性があるのではないか」と語った。

Q5 着メロと着うたはどうなるか?

 全員が「着うたは増え続ける」という意見が優勢だったが、唯一守安氏は「着うたフルは増えても、着うた全体としては、そろそろ頭打ちという感がある」とコメント。一方、着メロについては「一定の需要は残り続ける」(杉山氏)という見方はあるものの、衰退していくことが予想された。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/17 13:29 https://markezine.jp/article/detail/2340

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