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モバイル戦国時代を制覇する!mobidec2007詳細レポート

富士フイルムの画像ソリューション戦略


本セッションでは、富士フイルム株式会社 新規事業開発本部 ネット応用ビジネス推進部 主任技師 野中俊一郎氏が、要素技術やミドルウェアの一部について紹介するとともに、ソリューションの1つである「アパレルEC業界向けソリューション」のデモンストレーションおよび説明を行った(この記事はmobidec2007のセッションレポート記事です)。

銀塩写真技術をベースに開発・蓄積した画像処理技術を外部へ提供

 富士フイルムの画像処理技術の歴史は長い。「人間の目の順応」を人に変わって再現することをテーマとし、70年以上に渡って培ってきた塩銀写真技術を基盤に、多彩な画像処理技術に取り組んできた。近年一般化したデジタル画像技術についても、他社に先駆けて70年代から積極的に取り組み、開発した技術は光源推定技術や顔検出技術など数限りなく存在する。

こうした画像処理技術について、富士フイルムでは「ImageIntelligence」と名付け、自社のコア技術として位置づけし、写真・印刷・医療を中心とする自社システムへと展開してきた。たとえば、画像から人物の顔を検出し、それに似た顔が写っている写真を検索する「顔画像解析」には、「顔検出技術」「顔特徴量検出技術」「顔類似度算出技術」などの要素技術が使われており、同社のデジカメ「FinePix」に搭載されたり、富士通のPCにバンドルされた「写真整理ツール」などに利用されている。

 今後は、こうした画像処理技術を組み合わせ、社内のみならず、特定業界に対して「画像ソリューション」として外部提供することを表明した。その提供開始にあたっては、野中氏は「画像処理にまつわる課題ならば、富士フイルムの技術を組み合わせて活用することによって役に立てるはず」と語り、自信を覗かせた。

富士フイルム株式会社 新規事業開発本部 ネット応用ビジネス推進部 主任技師 野中俊一郎氏

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要素技術の組み合わせによる特定業界向け「ミドルウェア」として展開

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/25 10:14 https://markezine.jp/article/detail/2349

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