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アニメ好きと一括りにしていたら情報は伝わらない、「ファンに届け!」を貫くそらゆめのTwitter活用

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2016/03/08 10:00

 「多くのアニメファンではなく“この作品が好きな人”に狙って情報をとどけるためにTwitterは必須」と語るのは、アニメやゲームのグッズに特化したクラウドファンディング型ショッピングプラットフォームを運営する株式会社そらゆめの室氏と城谷氏だ。同社はTwitterをどのように活用しているのか。詳しい話を聞いた。

クラウドファンディングの募集にTwitterを活用

 2005年よりゲーム事業などを展開してきた株式会社そらゆめ。2013年12月より、アニメ・ゲーム・クリエイター作品に特化したクラウドファンディング型ショッピングプラットフォーム「CROSSクラウドファンディング」も開始している。

 このサービスは、例えばアニメのグッズを販売する場合に、“購入者が100名集まれば商品化します”と告知。購入者を確保してからグッズを製作販売するというもの。在庫リスクがないため、コアなファンが多いマニアックなアニメでも様々なチャレンジができるわけだ。

 同社では、サービスの認知拡大と商品の売上アップを目的に、CROSSクラウドファンディングの開始と同時期にTwitter活用をスタートしている。「当社が行っているマーケティング戦略の中で、Twitterはメイン。広告予算も最も多く割いています」と語るのは同社代表取締役の室氏だ。

 一体どのような活用方法をしているのか。室氏および城谷氏に詳細を聞いた。

左から株式会社そらゆめ 代表取締役社長 室彰 浩氏、同社事業推進部 人事・総務(兼)プラットフォーム事業部 企画 城谷 堯氏、Twitter Japan株式会社 オンラインセールス シニアアカウントエグゼクティブ 関 謙一氏
左から株式会社そらゆめ 代表取締役社長 室 彰浩氏
同社 事業推進部 人事・総務(兼)プラットフォーム事業部 企画 城谷 堯氏
Twitter Japan株式会社 オンラインセールス シニアアカウントエグゼクティブ 関 謙一氏

 室氏は、その全体を統括しながら広告に関しても担当している。城谷氏は、クロスクラウドファンディングの商品企画をはじめ、人事や総務も兼任。Twitter運用については、商品企画の立場からツイートに使用する文言や、プロモツイートのターゲティングに使用するキーワードの提案などを行っている。

プロモツイート:ターゲットのタイムラインに、広告主のツイートをネイティブアドとして表示する広告。Twitterのプロモ商品の一つ。

 Twitterの関氏は、そらゆめ社担当として、プロモ商品のアップデート等の情報提供や、パフォーマンスの比較、フィードバックなどのサポートを行っている。

「アニメ好き」ではなく、「このアニメが好き」な人に届ける

 Twitterのプロモーションでは、商品展開を行うアニメの公式アカウント等をフォローしているユーザー、当該アニメのキャラクターや、その役を演じる声優などに関するキーワードをつぶやいたユーザーに対しプロモツイートを利用した広告を配信している。さらに無料アカウントでは、新商品告知や、グッズ購入の応募〆切間近でのリマインド等を行っている。

 新作アニメは1クール(3か月)ごとに30~40本が放送されている。話題化し、多くの視聴者を獲得するアニメもあれば、コアなファンを獲得し、愛されるマニアックな作品も出てくる。

 「単純なアニメ好きではなく、“そのアニメ”が好きなファンに的確に情報を届ける必要があります。興味関心で細かくセグメントができて、ファンの方へきちんとアプローチできる点がTwitterの強みですね」と室氏。

 話題化した作品は多くのグッズが作成されるが、後者の場合はなかなかグッズ化されない場合も多い。ファンですら、CROSSクラウドファンディングでグッズ化の動きを知らないこともあるという。その層にアプローチすることで、認知拡大と売上の向上の両面で効果を出せるという。

 クリエイティブ面でのそらゆめの特長は「少ない文字数で明確にメッセージングをし、エンゲージメントにつなげているところ」と関氏。クリエイティブの構成要素は、簡単な商品概要と申し込み期間、そしてアニメのタイトルとキャラクターの画像のみ。作り込みすぎず、シンプルに伝えることを徹底している。


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著者プロフィール

  • 高山 透(コウヤマトオル)

    フリーカメラマン。雑誌の撮影などを主にしています。最近では、webの撮影も多くなってきました。日々の生活は、朝タブレット端末をながめながらコーヒーを飲み、のんびり1日が始まります。 休みの日は、新宿御苑に行ったり、子供と遊んで過ごしています。webサイト

  • 東城ノエル(トウジョウノエル)

    フリーランスエディター・ライター 出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

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