SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

ゼロスタートが提示する、EC検索データ活用の可能性(AD)

「検索データの活用はECに留まらない」アド領域へ歩を進め、レビュー活用を見据えるゼロスタートの戦略

 EC向け検索レコメンドエンジン「ZERO ZONE」シリーズを提供するゼロスタート。2016年2月に経営企画部を新設し、ソフトバンクでEC事業・アドビジネス事業を手がけてきた松田忠浩氏が参画した。同氏の参画により、ゼロスタートはどのように進化するのか。ゼロスタート 代表取締役社長 山崎徳之氏、そして松田氏の両名に聞いた。

2016年、アド向けソリューションの本格展開をスタート

MarkeZine編集部(以下、MZ):ゼロスタートといえば検索テクノロジーを活用したECソリューションが有名ですが、2016年2月に元ソフトバンクの松田忠浩さんを迎え、事業のさらなる拡大を目指されるようですね。

山崎氏:当社はこれまで検索レコメンドソリューションのシリーズ「ZERO ZONE」を提供し、多数のECサイトやWebサービス企業の方から高い評価をいただいてきました。そして、昨年(2015年)6月に広告配信最適化エンジン「ZERO ZONE AD」の提供を始めています。

株式会社ゼロスタート 代表取締役社長 山崎 徳之氏
株式会社ゼロスタート 代表取締役社長 山崎 徳之氏

 ZERO ZONE ADは、消費者の検索行動を基にニーズを理解して、配信する広告を最適化するアド業界向けソリューションです。おかげさまで、非常に多くの問い合わせをいただいたのですが、残念ながら従来からのECソリューションの提供が手一杯で、アド向けの方は十分にお応えできていなかったのです。また、アド事業を始めるに当たり、さまざまな課題も感じていました。

 今回、松田さんをお迎えしたのは、このような課題を解決し、アド事業を加速したいと考えたからです。さらに、新たな事業立ち上げにもお力をお借りしたいと考えています。

MZ:具体的にどのような課題があったのでしょうか。

山崎氏:どの業界でも同じことがいえますが、アド業界もビジネスを進める上で人とのつながりは重要です。ZERO ZONE ADは広告配信最適化エンジンなので、広告配信プラットフォームの提供企業とのパートナーシップを進めていく必要がありますが、やはりそこで必要になるのが人脈です。

 松田さんはアド業界での実績もある上、ソフトバンクでEC事業を立ち上げてきた経験もあるので、当社の事業拡大には最適な方です。今後、ZERO ZONE ADの本格展開を始め、そのほかの新規事業の立ち上げにもご協力いただきたいと考えています。

エンジニア集団に不足しがちなビジネスデベロップメントを補強

MZ:松田さんがゼロスタートに参画されたきっかけは何でしょうか?。

松田氏:私は2016年1月末までソフトバンクに在籍し、14年間インターネット事業に携わってきました。まずEコマースサービスの立ち上げ・事業拡大に8年間、次いでデジタル広告事業を5年半以上手がけてきたのです。そうした中、40歳という節目の年齢になり、自分のノウハウを生かして新しい事業に貢献したいと考えました。

株式会社ゼロスタート ECソリューション事業部 副部長 松田 忠浩氏
株式会社ゼロスタート 経営企画部 松田 忠浩氏

 山崎さんとの出会いは、あるデジタルマーケティングのカンファレンスがきっかけです。そこからプライベートも含めてお話しさせていただき、その人柄に惹かれました。仕事や趣味にかける情熱の強さは素晴らしい。コミュニケーションをとる中で、一緒に仕事をさせていただきたいと考えました。

MZ:なるほど。そこでゼロスタートに参画を決めたのですね。

松田氏:私にとっての意義は3つあります。1つめは、いま申し上げたとおり山崎さんの魅力です。ぜひ一緒に仕事をやりたいと思いました。2つめは、ゼロスタートというエンジニア集団が持つ可能性です。

 私自身はビジネス系の人間なので、周囲もマーケティングや事業開発に強い方が多いです。そのためエンジニアリングの方面は、あまり強くありません。裏を返せば、ゼロスタートのような優秀なエンジニア集団がいま悩んでいるのは、私のようなビジネスデベロップメント系のノウハウを持つ人間の不足です。そのため、シナジー効果をうまく出せるという期待や自信もありますし、また、自分にない才能を持つゼロスタートの事業に参画に対し高揚感を抱いています。

 3つめは、現在アド業界でデータ活用が進んでいる状況の中、データ活用に圧倒的な強みを持つゼロスタートをドライブしていくという、仕事人としてのやりがいもあります。

MZ:ECのご経験はどのような場面で発揮できるとお考えですか

松田氏:ECは、サイト構築からバックエンドの物流まで、本当にゼロから立ち上げました。Webで消費者が商品を買って、ものが手元に届くまでの流れをすべて構築したなかで、各プロセスにおけるデータ活用が何より重要だと理解をしています。

 ゼロスタートには、データをうまく活用してEC事業者を支援する技術もソリューションもあります。一方、私は、ECサービスの立ち上げか軌道に乗せるまでのプロセスを構築するノウハウを持っています。技術とプロセスをつなぐ際に、私のノウハウを活かせると考えています。

次のページ
DMPもレコメンドも本質は同じ、違いは消費者側に立つか否か

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
ゼロスタートが提示する、EC検索データ活用の可能性連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/03/03 10:55 https://markezine.jp/article/detail/23962

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング