SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

カスタマージャーニー研究プロジェクト(AD)

「優秀な店員が営む、私のためのセレクトショップ」を実現する、マガシーク流デジタル接客術

 「自分のためのセレクトショップ」というコンセプトを掲げ、国内外600ブランド・10万アイテム以上の取り扱い商品の中から、顧客に合ったファッションを提案して快適な買い物体験を実現するマガシーク。「オフサイトでも、オンサイトでもきめ細かなアプローチを」という戦略の下、Salesforce Marketing Cloudを活用することで、最適なタイミングで最適な提案の提供を実現している。詳しい戦略と取り組みを同社の高松氏に聞いた。

好みのアイテムが揃う“わかってる”ショップ

 小売業全体に占める売上額が年々上昇しているEC事業。そんなEC事業の中でも、20~30代の女性を中心に高い評価を得ているのが、「自分のためのセレクトショップ」を標榜するファッションサイト・マガシークだ。

マガシーク

 セレクトショップは、独自のセンスで世界中のブランドから商品を仕入・販売するショップだが、マガシークが目指しているのは、ユーザーの好みのデザインやブランドの商品を最適なタイミングで提案するという、世界でオンリーワンのパーソナライズされたセレクトショップだ。

 では具体的にマガシークでは何をしているのか? たとえば商品閲覧履歴などをもとに、季節に合った流行のコーディネートを提案してくれる。欲しいけれど購入を迷っている商品があれば、セール時や在庫僅少時などメールでお知らせしてくれる。店自体が優秀なファッションアドバイザーとしてユーザーに接客し、さらに、リアル店舗のような細やかな気遣いをしてくれる。

 マガシーク株式会社の高松貴宏氏は「リアル店舗では、お客様がお店の中に足を一歩踏み入れて『違うな』と感じたら、すぐにお店を出てしまいます。『自分の好みのセンスと異なる』と認識されたら、二度とお越しいただけない可能性もあります。これはデジタルのショップでも同様です。そこで多種多様なテクノロジーを活用し、国内外600ブランド・10万アイテム以上の取り扱い商品の中から、お客様に最適な形で、最適なタイミングでファッションをご提案するべく、日々改善を続けています」と語る。

オフサイトでも情報がきちんと届く、“心地よい接客”を実現

マガシーク株式会社 マガシーク事業本部 UX・マーケティング部長 高松貴宏氏
マガシーク株式会社 マガシーク事業本部 UX・マーケティング部長 高松貴宏氏

 高松氏が率いるUX・マーケティング部は、サイトのユーザーエクスペリエンスを設計する「UX」と、全体のマーケティング活動を立案する「マーケティング」の2つのミッションを持っている。そして「快適に楽しくショッピングできる」というブランド体験を実現するため、ユーザーの行動をオンサイト/オフサイトに分け、それぞれに適したアプローチを実施しているという。

 ユーザーが店を訪問している時(=オンサイト時)には、前述したようにレコメンデーションエンジンと、Web接客ツールを組み合わせて最適な案内を出す。

 一方、店から離れている時(=オフサイト時)には、当然ながらユーザーは好きなブランドの情報や新商品をチェックできない。そこで、ユーザーごとに適したキャンペーン情報や商品情報をメールでプッシュ通知している。このメール配信を実現しているのが、「Salesforce Marketing Cloud」(以下「Marketing Cloud」)だ。

 マガシークの特長は、このようにオンサイト/オフサイトの全体で、ユーザー体験を捉えている点にある。

 「リアル店舗では、店員がお得意様に声を掛けたり、セールなど折々に情報を提供したりしています。しかし、どんなに優秀な店員でもお客様が試着したアイテムを全て記憶していたり、一人ひとりに合わせて『先日試着したジャケットがお安くなっています』とダイレクトメールを送ったりすることは難しいでしょう。マガシークでは、それを実現する“優秀な店員”としてメールを活用し、オフサイトでの接客向上を実現しています」(高松氏)

マガシークの“優秀な店員”を支えるテクノロジーをチェック!

 「自分のためのセレクトショップ」を目指すマガシーク。心地よい接客を実現するための考えや、メールを配信するタイミングは本記事で紹介されましたが、具体的にはMarketing Cloudをどのように活用しているのでしょうか?

 現在、Marketing Cloudの製品デモ動画を公開中です。記事とあわせてぜひ、ご覧ください!動画はこちらから。

次のページ
パーソナライズドメールは優秀な店員になる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
カスタマージャーニー研究プロジェクト連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

加藤 希尊(カトウ ミコト)

チーターデジタル株式会社 副社長 兼 CMO 広告代理店と広告主、BtoCとBtoB両方の経験を持つプロフェッショナルマーケター。WPPグループに12年勤務し、化粧品やITなど、14業種において100以上のマーケティング施策を展開。2012年よりセールスフォース・ドットコムに参画し、日本におけるマ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/05/24 10:00 https://markezine.jp/article/detail/24271

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング