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月間12億インプレッション 国内最大級のSNS拡散力「モデルプレス」が女性の信頼を得た理由

 新聞・テレビの大手メディアから個人のSNSまで、世の中には情報があふれている。そんな中で女性を中心に圧倒的な支持を集めているのが、日本最大級のエンタメ&ライフスタイルニュースサイト「モデルプレス」だ。MarkeZineで何度も取り上げている同メディアだが、2016年には、Green romp社の調査リリースを基に「SNSで影響力のあるメディア、『日経新聞電子版』『モデルプレス』の2強に」という記事でも紹介しているが、1次発信の速報記事を多く配信し、自社スタジオで撮影を行うなど、Webメディアとして強烈な個性を放っている。モデルプレス代表の松下佳憲さんに話を聞いた。

目指したのは「信頼される情報を提供すること」

 モデルプレスは、日本最大級の女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイトとして広く支持されており、SNSでの強力な発信力を武器に、2016年12月には、ユニークユーザーが月間2,000万人を突破し、SNSの拡散は月間12億インプレッションに達した。2009年設立から、メディアとしてここまで成長した理由はどこにあるのだろうか。

女性向けメディアとして月間2,000万UUを超える「modelpress(モデルプレス)」

「モデルプレスを立ち上げた当時は、ブログが全盛で、ブロガーが次々に出現し、等身大のアイコンとして女性のライフスタイルに大きな影響を与えるようになっていました。そんな中で今後、個人発信以外に第三者が情報の信頼性を担保して報道する媒体の存在も必要になると考えていました。女性のライフスタイルにとって有益で、取材活動を軸にし、情報の裏を取って発信するニュースメディアとしてスタートしました」(高岡さん)

女性にリーチするための執筆作業

 毎日、美容やファッションのニュースを追い続ける“記者”ならではの情報発信力で、流行に敏感な女性たちの心をつかんでいるという。あるメイク商品では、「商品レビュー」、人気モデルの「インタビュー」、そして実店舗での販売状況を踏まえた「取材」に加え、モデルプレス読者のインフルエンサーたちもキャスティングし、複数の切り口で力強い拡散を展開することで訴求効果を高めている。

三つの異なる切り口で掲載した、コスメ商品のタイアップ企画

「弊社では、トレンドに敏感な記者たちの提案で、タイアップ記事を作成していきます。ポイントとなってくるのは、Webでどれだけ盛り上げて、ストーリー性のある記事を作れるかということ。複数回、切り口を変えて掲載することで『この商品は流行しているんだ』と盛り上げていくことができます。

 さらにドラッグストア実店舗を絡めた記事では、店頭へのPOPも用意し、店舗での購買行動を取材することでO2Oへの展開も成功しています。この企画では、ドラッグストア店舗の売り上げが飛躍的に向上したと連絡をいただきました」

 読者との近い距離感を持った記者ならではの企画が「読者を動かす」という、モデルプレスのメディアとしての強さを支えている。

 さらに同社の広告事業で注目を集めているのは、DMPを導入し読者情報の分析を行っている点だ。同社はデータアーティスト社とIDCフロンティアと共同で「modelpress DMP」を開発。月間2,000万UUという圧倒的なデータをAIにより精緻に分析し、読者の興味関心をより正確に分析することが可能となった。

「modelpress DMPにより、次に読みたいであろう記事のプッシュなどを表示し、回遊を促すほか、より精度の高い広告のターゲティングを行うことが可能となりました。さらに今後は、テレビのメタデータ等を掛け合わせ、デジタル領域の行動だけでなく、テレビCMとの連動など、より幅広い広告サービスを提供することができるようになる予定です」

Webメディアの編集部とは思えない設備が整うメイクルーム

 同社はJIAA、JARO会員企業として、当然のことながらPR記事には表記をしっかりと行い、通常記事との区別も明確にし、読者へ配慮することも厳守している。

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自社開催の参加型イベントで、読者との距離を縮める

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/03/17 11:39 https://markezine.jp/article/detail/25923

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