MarkeZine(マーケジン)

MarkeZine(マーケジン)

記事種別

軽い“タップ”が更なる暴力の引き金に……Instagramのストーリー機能を使ったDV防止啓発施策

 「きっかけは些細なこと」恋愛や仕事の話を聞くと時々出てくる言葉ですが、残念ながらDVも同様なんです。UAEの家庭内暴力被害者支援団体は、インタラクティブな方法でその事実を伝えています。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:UAE
 団体:Dubai Foundation for Women & Children
 業種:慈善団体

そのタップがDVを生むかもしれない

※本記事にはやや過激な画像が含まれます。苦手な方はご注意ください

 女性や子供に対するドメスティック・バイオレンスの多くは、“ささいな暴力”から始まります。男性側からしてみれば軽く叩いただけのつもりでも、被害者にとっては深刻な心と体の傷になりかねません。

 UAEの家庭内暴力被害者支援団体「Dubai Foundation for Women & Children(以下、DFWAC)」は、このことを人々に広く伝えるため、インスタグラムを活用した啓発キャンペーン「Life of Farah」を実施しました。

 DFWACが開設したFarahという架空の女性のInstagramアカウント。プロフィール写真が分割して掲載されていますが、ここで“再生マーク”をしたユーザーアイコンをタップするよう促されます。

 タップして表示された女性の写真(ストーリー)を指でタップすると、顔にあざが……。

 もう1度、2度と繰り返すと、さらに痛々しい傷あとが増えていき、4回目のタップの後、「ほとんどの場合、DVはタップ(軽く叩くこと)から始まるのです」とメッセージが表示されます。

 家庭内暴力の典型的な特徴として挙げられるのが、“それはエスカレートしていく”という点。はじめは怪我をする程ではなかったとしても、それが回を重ねるごとにどんどん酷くなり、本格的な暴力に移行していくのです。

 “tap”という言葉の本来の意味「ぽんと軽く叩くこと」と、スマホの“タップする操作”を上手くリンクさせ、DVに対する認識を高めることを狙ったインタラクティブなデジタル施策。DFWACでは、@lifeof_farahのアカウントをシェアし、より多くの人に問題について考えてもらうよう呼びかけています。

動画はこちら

 

先週の紹介キャンペーン

 競合車のオーナーをも魅了! 30万人の高速道路利用料を肩代わりしたBMWのPR施策

 記事転載元:AdGang

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

関連リンク

この記事もオススメ

All contents copyright © 2006-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5