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創業70周年の老舗広告代理店「I&S BBDO」、国内外で支持される理由に迫る

新メディア「Tokyo XYZ」運営の狙い

 2017年2月には、I&S BBDOのプランニング&デジタルグループのメンバーを中心に執筆運営を行うオウンドメディア「Tokyo XYZ by I&S BBDO (以下、TOKYO XYZ)」を開設。公開から約半年が経過し、堅調にユニークユーザーやPVを増やし、マーケティングに興味関心の高いユーザーから業界関係者まで、裾野を広げながらリーチを広げている。

 名称となるTokyo XYZは、X軸、Y軸、Z軸が由来。一方向のみではなく、縦横斜めから対象を読み解くという趣旨を込めた名前だという。

 「2016年秋から年末にかけてデジタル業界を揺るがした、キュレーションメディアによる掲載情報の信頼性を巡る問題も背景にあり、自社メンバーで実際に取材し、丁寧に深堀りした情報を発信し、メディア運営を行う姿勢が業界関係者やクライアントから評価いただけるようになっています。その結果、既存・新規クライアントからオウンドメディアの制作・運営に関する弊社へのご相談・ご依頼がTokyoXYZの立ち上げ後、増えてきています」(阿久澤氏)

 現状は、自社の取り組みに加えて、海外のネットワークを活かして海外のマーケティング、広告事例を紹介。分析したエントリーなど、他では見られないコンテンツを意識している。業界キーパーソンや注目企業など、取材記事の数を今後もさらに増やしていく意向だ。

「人を動かす」ことを念頭に置いた展望

 ここまで見てきた通りI&S BBDOは、ナショナルクライアントへの対応に長けたI&S BBDO、西日本を中心にローカルに根ざした企画力に定評のあるBBDO J WEST、グローバル企業の日本市場でのマーケティング活動をサポートするBBDO JAPANが、三位一体となってグループ内でシナジーを生み出してきたことがわかった。

 今後、Tokyo XYZの発信力がもっと高まれば、I&S BBDOグループ全体の国内におけるプレゼンスがさらに高まるに違いない。

 最後に、I&S BBDOをめぐる今後の展望で話を結んでもらった。

 「広告・マーケティング業界において、現代はデジタルの波が押し寄せています。技術の進歩による変化はめまぐるしいですが、その分、想像を越えた成長が期待できる魅力的な領域です。

 BBDOのスローガンである“The Work, The Work , The Work”には、“最高のクリエイティブこそが人を動かす”というこだわりが込められています。弊社代表の加藤和豊が常日頃から言っているのが、このスローガンが象徴する基本理念を大切にし、デジタル領域でも最高のコンテンツを届けていこう、ということです。今後もより質の高いクリエイティブと効果的なコミュニケーション活動の創造を通してクライアントのビジネスのさらなる成長に貢献していきたいと考えています」(阿久澤氏)

 世界各国に拠点を置く巨大なネットワークを持つ広告代理店の一員として、I&S BBDOはクライアントとともに、世界のクリエイティブにおける牽引役を目指す。これから、どのように新たなクリエイティブやマーケティング施策を提供していくのか。期待して見届けていきたい。

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この記事の著者

遠藤 義浩(エンドウ ヨシヒロ)

 フリーランスの編集者/ライター。奈良県生まれ、東京都在住。雑誌『Web Designing』(マイナビ出版)の常駐編集者などを経てフリーに。Web、デジタルマーケティング分野の媒体での編集/執筆、オウンドメディアのコンテンツ制作などに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/08/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/26829

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