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いまさら聞けないデジタル広告のトリセツ

デジタル広告のキソ 「レポート作成の効率化」と「広告効果の可視化」


 企業でマーケティングや販促を担当している方を対象に、デジタル広告とうまくつき合うために必要な基本スキル8つに分けて、連載形式で解説します。第8回は、「レポート作成の効率化・BIでの可視化」「コンバージョンパス・生活者行動の把握」「広告の直接効果・間接効果」「アトリビューション分析と貢献度の可視化」についてです。

レポート作成は工数削減とデータ共有を意識しBIで可視化する

 前回記事では、広告データの把握と要因分析について解説しました。その際にマクロな視点で広告全体の最適化分析を進める場合、レポート作成に時間をとられてしまいがちです。

 複数の広告媒体で展開されている広告のキャンペーンやクリエイティブデータなど各広告の管理画面にログインし、CSVデータを取得。取得後はデータをExcelでグラフ化しスクリーンショットをPowerPointに貼り付け……。

 顧客接点に複雑化が当たり前となった今、広告手法やフォーマットが増加しているのは周知の事実です。広告指標や広告効果の検証も、ExcelやPowerPointのファイル管理とアウトプットだけでは限界があります。

 限られたリソース中で、作業工数の削減を進めるためにはBIツール活用し効率化を図る意識を持つことが大切です。

 マーケターが本来費やすべきことは、データ集計作業ではなくマーケティングの目標値(KPI)に対して、解決すべき施策の戦略や戦術を考えましょう。定例ミーティングにおいても、実施中のキャンペーンや施策の結果がどうだったか、問題と要因を特定し次のアクションにつなげることが大切です。

 関係者間で同じ認識を持つためには、レポート作成以外にコミュニケーションの共通言語化を図る観点からBIツールを活用することでメリットが生まれます。一方BIツールを活用するというと、高度な分析しなければならないと考えがちですが、それは間違いです。手段を目的化してはいけません。

 BIツールを活用する際に、まずやるべきことはデータ分析の目的を明らかにし、現状(Asis)の結果からあるべき姿や目標(ToBe)がどうなのかギャップ(問題)を把握することです。

 そして、根本的な原因を解決するためのイシュー(課題)を可視化し、必要な検証や施策改善に必要な判断をクイック(迅速)に行い、時間短縮を図り施策の精度を上げることを常に意識します。

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この記事の著者

奥野 辰広(オクノ タツヒロ)

ITソリューション企業にWebディレクターとして入社後、ヤフーへ出向。中堅・中小企業クライアントを中心に約2500社のマーケティング支援。ECコンサルティング、SEMコンサルティング、メディアリレーション業務を経験。 2011年より、トランスコスモスにて大手企業クライアントを中心にアドネットワーク・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/02/19 10:54 https://markezine.jp/article/detail/27785

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