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ネットで話題になるとどうなる?担当者が語るビフォーアフター

【販売数1万個突破】NON STYLE石田さんのツイートで火がついた「高知の財布」


 米国の高級革製品メーカー「COACH」風に「高知」のデザインを施した『高知の財布』。お笑いコンビNON STYLEの石田さんがツイートしたことで、当初200個だった在庫が一瞬でなくなり、販売総数は既に1万個を突破しています。インフルエンサーに共感してもらえるようなブランド設計は、どのように行えばいいのでしょうか? 同商品を開発した中島匠一氏に詳しく伺いました。

個人が創出する「ブランド力」で勝負した商品

メディアアーティスト 兼 株式会社ブランド高知 代表取締役社長
中島匠一氏

2016年、「MADE IN OSAKA CM AWARD 学生部門 ラジオ優秀賞」を受賞。2017年に大阪芸術大学 芸術計画学科を卒業。2018年にはアパレルブランド「高知」を立ち上げ、その後、株式会社ブランド高知として法人化。

――はじめに、御社がどういった会社なのか教えてください。

中島:「株式会社ブランド高知」として、2018年11月2日に法人化をしました。その名の通り、まさしく高知県をPRするためのブランドを目指しています。現在、高知県起業推進課と協力し、少しずつ高知県発の企業として定着できるよう頑張っています(※当ブランドは高知県をPRすることを目的としたアーティストのオリジナル雑貨を展開しており、当ブランド以外の企業、団体、ブランドとは一切関係ありません)。

――『高知の財布』はどういった商品なのでしょうか?

中島:まずは高知県のPRを目的にしているという点があります。ただ、それ以外にも、一個人が製作した商品が一流ブランドにも負けない「ブランド力」を生み出すことを目的とした、アート作品としての側面も持っています。

 高知県を多くの方に認知してもらうため、赤字ギリギリの価格設定で販売しています。基本的には、購入はオンラインショップを経由していただいています。実店舗では、「道の駅 土佐さめうら」で定期的に販売しています。今後は、高知県の駅前やホテルのお土産屋さんなどにも並べてもらいたいと考えています。

――商品を開発することになったきっかけはどこにあったのでしょうか?

中島:私の本業は芸術家ですので、芸術家として、世間に何かしらの現象が起こるようなアート活動がしたいと思っていました。アラビア書道が好きなのですが、様々なアラビア文字を組み合わせ、ひらがなやアルファベットをアラビア書道の雰囲気で描いてみたりする中で、ふと故郷である高知県が思い浮かびました。そこで、高知県をモチーフに何通りかデザインしてみたところ、「これだ!」という形を見出しました。

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1日"数個"から販売総数1万個超に急成長

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2018/12/13 09:28 https://markezine.jp/article/detail/29763

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