SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

世界のトレンドを読む

世界最速で伸びる インドYouTube市場の活況

 人口13億人のインドでは近年、スマホや格安通信プランの登場でデジタルビデオ消費が急速に進んでいる。これにともないインドYouTube市場は世界最速と言われるほどの成長スピードを実現。この活況を背景に、世界最大のYouTubeチャンネルが誕生し、またフォロワー1,000万人クラスが続々登場している。スケールの異なるインド。デジタルビデオをめぐって何が起こっているのか。その最新動向をお伝えしたい。

※本記事は、2020年2月25日刊行の定期誌『MarkeZine』50号に掲載したものです。

YouTube大国インド、累計再生回数は5,000億回以上

 世界の月間アクティブユーザー(MAU)数が20億人を超えたと言われるYouTube。世界最大のソーシャルメディアのFacebook(MAU、23億人)に迫る勢いで拡大しており、各国消費者へのリーチやエンゲージメントを考える上で、必要不可欠な存在になっていると言えるだろう。

 Channel Meterのデータから世界各国のYouTubeに関する数字を俯瞰してみたい。2019年3月時点におけるYouTube累計再生回数で最大の国は米国。その数は9,160億回と1兆回に迫る視聴回数だ。米国に次ぐ累計再生回数を誇るのは人口13億人の大国インドで、これまでに5,030億回再生された。

 累計再生回数に関しては、以下英国3,910億回、ブラジル2,740億回、タイ2,070億回、ロシア2,070億回、韓国2,040億回、スペイン1,690億回、日本1,590億回、カナダ1,580億回、トルコ1,540億回、メキシコ1,500億回、ベトナム1,280億回、ドイツ1,150億回、フランス1,090億回、アルゼンチン970億回、オーストラリア900億回、インドネシア830億回などとなった。

 累計登録者(subscriber)数でも1位は米国。その数は21億600万人。2位はインドで10億4,500万人だった。以下、ブラジル10億人、英国8億1,700万人、メキシコ6億6,000万人、スペイン5億9,000万人、カナダ5億1,600万人、ロシア4億7,000万人、韓国4億800万人、タイ3億9,800万人、コロンビア3億4,600万人、フランス3億3,500万人、オーストラリア2億8,900万人、サウジアラビア2億8,200万人、アルゼンチン2億7,200万人、インドネシア2億7,000万人、ドイツ2億5,300万人、ベトナム2億4,800万人、トルコ2億3,700万人、日本2億1,500万人。

 Channel Meterによると、現在1兆回近い累計再生回数を誇る米国だが、その2013年の数字は1,250億回だった。この6年ほどで累計再生回数は7倍以上増加したことになると指摘している。

 一方、米国以上に急速な伸びを見せたのが同国に次ぐYouTube大国インドだ。現時点で累計再生回数5,000億回を超えているが、2013年は150億回にとどまるものだった。つまり、この6年で33倍以上拡大したことになる。同時期ブラジルも110億回から2,750億回と25倍拡大し、米国以上の伸びを見せたが、インドには及ばなかった。

 YouTubeを運営するグーグル。そのCEOを務めるサンダー・ピチャイ氏はインド出身だが、YouTubeが出身国でこれほど急速に拡大している状況に驚いているかもしれない。英語メディアlivemintなどによると、ピチャイ氏はこのほど実施されたアナリスト向けの会見で、インドは最速で拡大しているYouTube市場の1つだと発言したと報じられている。

この記事はプレミアム記事(有料)です。ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要です。

有料記事が読み放題!初月1円キャンペーン中!

プレミアムサービス詳細はこちら

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
最速で伸びるYouTube市場インド、Netflixは苦戦

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
世界のトレンドを読む連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

細谷 元(Livit)(ホソヤ ゲン)

シンガポールを拠点にフィンテックやドローンなど先端テクノロジーに関する情報を実践を通して発信。現地ネットワークを生かしアジア新興国のリアルを伝える。Livit Singapore CTO。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/02/25 14:45 https://markezine.jp/article/detail/32926

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング