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【モバイルサービス】元ホテルマンの発想から生まれた
ユーザーから“愛される”サービスとは?

2008/08/27 18:00

 家族がケータイを使って子育て日記を更新できるというモバイルサービス「子育てマイアルバム」を開発しているmemokamiの荒木稔さん(32)。「子育てマイアルバム」の開発についてお話をきいてみたところ非常にユニークなサイト作りの試みが見えてきました。【連載バックナンバー】

イラストを使ってのコンセプトワーク

 「夫婦で一緒に子育て日記」をキャッチフレーズとしたユニークなケータイサービスが「子育てアイアルバム」だ。作者は「memokami」というサイトを運営する、荒木稔さん。その、独特の発想法や開発手法についての話を聞いた。

「子育てマイアルバム」のウェブページ。ケータイにURLを送ることが可能

 まず、特徴的なのがイラストによるサイトコンセプトの練り込みだ。荒木さんは文字ではなくイラストによりコンセプトを絵に表現することにこだわり、時間をかけ、納得がいくまでイラストの描き直しを行う。イラストの制作はプロに依頼し、そのイラストがサービスのコンセプトを表現しているかどうかをとことんこだわり、サイトを使用する前と後で、利用者の生活がどのように変わるのかが表現されているかを徹底してチェックした。

「子育てマイアルバム」のコンセプトイラストを手伝ってくださった一人、
イラストレーター平野樹さんのイラストの一部。
[「子育てマイアルバム」のコンセプトイラストを手伝ってくださった一人、イラストレーター平野樹さんのイラストの一部。)

 また、単にキャラクターがかわいいかどうかではなく、利用者となる主婦がそのイラストを自分と重ね合わせることができるか。その観点で周りの友達の主婦にイラストを見てもらい感想をヒアリングをする。そして、本当に利用者の利用シーンとあてはまるイラストが表現されているのかを納得がいくまでチェックした。

 実際、初期のイラストはどれも「かわいい」と好評だったものの、利用者自身と重なるかを聞いてみると、次々とイラストの修正が必要になったようだ。そして、単に「かわいい」という以上に利用者が根源に持っているニーズを引き出すことに成功した。

 「本当に相手の目線にたった利用シーンをイラストが表現できているかにこだわりました。コンセプトだけぶれなければ(サイトの開発で)間違えることはないかな、と考えたんです」(荒木氏)。

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