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“相似形”で考えよう!マーケティング脳を鍛える10のレッスン

レッスン2 確実に勝つ、その“方法”とは?~有利なポジショニングに身を置く~

この連載で「マーケティング力」を鍛えるための準備体操をしましょう。前回のレッスン1で触れた、似たようなケースから拡げて類推する“相似形”的発想は、記憶の一助となるばかりでなく、理解を深めるのにも役立ちます。このような発想で、マーケティング脳を鍛えていきましょう。前回の「ゴール」に続いて、今回は「ポジショニング」です。

格闘王への道 “バトル・ルール”で戦力倍増

 マーケティングは、「戦略」という言葉とセットで使われることが多々あり、しばしば実際の戦を比喩に用いて語られることがあります。そこで今回は、前回(レッスン1)の復習も兼ねて、格闘技を戦いのモチーフとした、こんな問いから始めましょう。

【問い】

あなたは、格闘家を志す少年です。将来(例えば10年後までに)、自他ともに認める“最強”となることをゴールとして設定しました。あなたはそのゴールの実現に向けて、どのような道のりを歩もうとしますか?

 やはり格闘王と言えば柔道かな、ということで柔道を志すでしょうか? それとも、総合格闘技のファイターを目指して、まずは打撃を鍛えるためにボクシングジムに通い始めるでしょうか?

 おそらくどちらの選択も間違っていないでしょう。格闘王になるという“究極のゴール”を目指して、学生柔道チャンピオンになるという“現実のゴール”を設定するのも悪くありません。それは少年にとっては非常に夢のある“現実のゴール”の設定と言えるでしょう。

 ただしその道のりを決める際に、つい見逃しがちなのが、「すべての戦にはルールがある」という大原則です。どんな戦にも“バトル・ルール”というものが存在するのです。例えば「時間制限がある」とか、「競技スペース(リング、土俵など)が限定されている」とか、「打撃技は禁止」といった類のものです。

 スポーツ競技である以上、こういったルールがあるのは当然で、審判が存在しますし、何一つルールのない格闘技というものはあり得ません。だからこそ、それぞれが自分の長所や身体的特長に合わせて、言い換えれば、自分が勝ち残ることができるようなルールの競技を選択して、ゴールへのシナリオを描くことで、最強を目指すのです。

 ではどうやったら最強を目指せるのでしょうか…。

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この記事の著者

東急エージェンシー 神通 靖彦(ジンヅウヤスヒコ)

理系出身のマーケティング・プランナーを目指し、総合広告会社(株)東急エージェンシー入社。マーケティング局、デジタルマーケティング局などを経て、現在、ナレッジセンター所属。広告主と一緒にマーケティング、戦略、ブランド議論などを効果的に行う新しいカタチを開発・提供中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/01/30 15:00 https://markezine.jp/article/detail/648

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