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どんどん先を行く、海外「ソーシャルショッピング」のトレンドを垣間見る

検索や広告以外の入り口から顧客が流れ込んでくるソーシャルショッピングは、ネットユーザーが人間関係を拡大していくに連れて、さまざまなウェブサービスをプラットフォームにしてさらに浸透しつつあります。今回は、どんどん先を行く海外のソーシャルショッピングのありようをちょっとばかし覗いてみましょう。

そもそもソーシャルショッピングとは何か?

 そもそもソーシャルショッピングとは何だろうか? MarkeZineをブックマークされている方にはくどくどとした説明は不要だろうけれども、一応書いておくと、要するにSNS内でユーザー同士がショップ(もしくは商品)情報を共有することでお互いにカシコイ買い物をしましょう、という仕組みのこと。ショップ運営者にも、クチコミを広げていただくことで、サイトに新しい顧客を呼び込めるメリットがある。人つながりでビジネスを成り立たせるところが「ソー シャル」というわけだ。

 普通のSNS内でショッピングをテーマにコミュニティを作ってメン バーを募るのもアリだけれども、それならば、最初からショッピング専門のSNSがあった方が便利だぞ、とどこかの誰かが気づいたんでしょう、海外にはさまざまなソーシャルショッピングサイトがあり、それぞれがユニークなスタイルを競っている。

 代表的なところでは、ThisNextKaboodleあたりが当初から頑張っている様子。

ThisNext
Kaboodle

 ユーザーは自分のプロフィールページを持ち、オススメ商品やショップ、あるいは「今、これがほしいな」というウィッシュリストを掲載している。それを見た他のユーザーが自分のウィッシュリストに追加したり、友人にメールで知らせたり、関連商品をチェックしたり、はたまたレコメンドしたそのユーザーを評価したりする。こうして、サイト内のあちこちでバイラルマーケティングが繰り広げられて、最後にショップサイトへ誘導するというのが最もオーソドックスなスタイル。

 広告ではなくてクチコミでなら、価格競争力が仮に弱いとしても、顧客の問題解決に前向きに取り組む姿勢のあるところは正当に評価されるだろうから、日本でもいずれこういう方向に行けばイイのになと考えていたところ、2年ほど前だったか、ReverbNationというインディ系の音楽SNSを見つけた時に、あ、こりゃ、これからのECの理想型かもと思ったわけで。

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ソーシャルならインディ系音楽SNSが進んでる

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この記事の著者

伊藤 富雄(イトウ トミオ)

2002年オートステップメールを企画開発、2004年某ネットショップ開業ASPの創業に参画、現在はソーシャルウェブを絡めたネットビジネス・コンサルティングとウェブプロデュースに携わるかたわら、神戸商工会議所をはじめ各地のネットビジネスセミナーの企画と講師を務める。サイトは「ネットビジネスwithソー...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/05/22 10:00 https://markezine.jp/article/detail/7218

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