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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

Web解析からデジタルマーケティング解析へ

 これまでWeb解析と言えば、Webサイトに対し何らかの解析ツールを導入し、ユーザー遷移などのWebサイト自体の状況や、サイトに対するユーザーの流入を把握・分析するものであった。しかしデジタル広告の拡大に伴い、Webサイトを中心としたこれまでの解析だけでは全体像の把握が困難となっていく可能性が高い。今回はデジタルマーケティング時代の解析のあり方を一考してみる。【バックナンバーはこちらから】

メディアの変化

 昨今身の回りの至る所でデジタル化が進んでいる。メディアに関しても例外ではなく、テレビ放送のデジタル化を筆頭にデジタルサイネージ、電子書籍などデジタル化は花盛りである。最近では電子雑誌の配信開始が予定されているというニュースも流れている。

 これらメディアがデジタル化すると、当然そこに掲載される広告もデジタル化されることになる。広告のデジタル化は多くの場合「リーチ数の測定が可能となる」「ユーザーの属性情報の取得が可能となる」といった効果を生み出す。

 デジタルサイネージの例を挙げると、ディスプレイと併せて小型カメラを設置しておき、広告を見た人の数を把握すると同時に、その年齢層の測定も同時に行うという技術が既に開発されている。広告主がそれらの計測データを最大限に活用し、広告効果の最適化を図っていきたいと思うのは自然の流れだろう。

Web解析からデジタルマーケティング解析へ

 それらデジタル広告全般の効果最適化を図るには、それぞれのデータを一箇所に集約し、一元管理した上で分析する必要が出てくる。

 もちろん各広告単体での効果測定も相応の意味はあると思うが、ユーザーに対してのコンタクトポイントが複数存在し、それぞれのデータが取得できているのであれば、やはりそれらをつなぎ合わせて分析することがマーケティング全体像の把握には不可欠である。そうなると、それらのデータを格納する「器」が必要になる。

 「データの蓄積及び分析」という器に求められる要件を踏まえると、現時点でその最右翼と考えられるのがWeb解析ツールであろう。Web解析ツールはその姿を「デジタルマーケティング解析ツール」へと変え、データ一元管理及び分析データ提供の役割を担っていくことになる。

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この記事の著者

高木 龍平(タカギ リュウヘイ)

株式会社アイレップ グローバルオペレーショングループマネージャー。1976年生まれ。2000年早大理工卒業後、EDSジャパン(現 日本HP)を経て2005年アイレップ入社。各種マーケティングツールの開発、Web解析業務に従事した後、現在は海外へのソリューション提供を画策中。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/08/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/7857

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