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ソーシャル時代の「はたらく」コミュニケーション

「人づて採用」をソーシャルグラフが発展させる
信頼が決め手のリファーラルリクルーティングとは


 ソーシャル時代、人と企業はどのようにして出会い、付き合っていけばいいのでしょうか。採用におけるソーシャルコミュニケーションについて、エンジニア向けコミュニティ「Forkwell」、ブログ「ソーシャルリクルーティングの世界」を運営する、garbs代表・池見幸浩氏が論じます。

 今回は、今アメリカで企業にとって最も注目されている採用手法であり、また求職者にとっても最も活用され始めている「リファーラル」という手法に関してご説明します。

 企業はエンプロイヤーブランディング、求職者はセルフブランディングをソーシャルメディアを活用して行うことで、今までになかった新しい出会いの形が生まれ始めています。

 リファーラルは、こうしたソーシャルリクルーティングの中でも、とくに「人と人のつながり」を活用した「ひとづて採用」のことです。詳しく見ていきましょう。

ソーシャルリクルーティング4つのメリット

 ここで改めて、ソーシャルリクルーティングの4つのメリットを整理してみましょう。

ソーシャルリクルーティングのメリット1:拡散力

 最も簡単で、最も活用されているのがこの「拡散力」です。「いいね!」やシェア、RTなどの機能によって、誰でも自分のネットワークに情報を拡散させ、露出度を上げることができます。

ソーシャルリクルーティングのメリット2:コミュニケーション機能

 企業と候補者のコミュニケーションが、一方的なものからインタラクティブなものに代わりました。Facebookページなどを活用し、応募に至らないファン=潜在層との対話から共感を育て、応募動機を醸成する、という使われ方が多く見受けられます。

ソーシャルリクルーティングのメリット3:情報発信力

 企業の情報コントロールは不可能に近く、あるがままの姿がさらされるようになりました。この状況下で優秀でかつ企業文化に合致した人材を採用するには、魅力的かつ働きがいのある職場となり、それを伝える努力が不可欠です。ソーシャルメディアにより、企業規模問わず情報発信が行えるようになりました。

ソーシャルリクルーティングメリット4:人と人のつながりによる信頼の可視化

 最も重要なメリットであり、これが「リファーラル」に当たります。詳しく見ていきましょう。

米企業の7割が実施! 採用の決め手となる「人と人のつながりによる信頼」

  • 成績優秀な社員からの紹介
  • 信頼できる外部の方からの紹介
  • 著名な方からの推薦状をもってきた応募
  • 信頼できる転職コンサルタントからの推薦
  • 対象学部の教授からの推薦……など

 こうした「信頼できる人からの紹介・推薦」のことを、「リファーラル:Referral」と言います。すでにアメリカでは、リファーラルに対する様々な調査結果があります。なかには、69.1%の企業が採用活動において戦略的にリファーラルを活用しているというものもあります。

出典:Jobvite Social Recruiting Survey Result 2011

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「求人メディアより重要」と言われるリファーラルのメリットとは

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この記事の著者

池見 幸浩(イケミ ユキヒロ)

 株式会社garbs 代表取締役。2004年3月に3,000社以上が利用する国内最大級の人材紹介会社向けのマーケットサイト「人財紹介net」の企画・運営を行なう株式会社groovesを設立。2011年1月には国内初のソーシャルリクルーティングサービスの企画・運営を行なう株式会社garbsを設立し、エンジニア向けのコミュニティForkwellを運営。現在、グループで世界19ヵ国、約...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/09/12 14:37 https://markezine.jp/article/detail/15738

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