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あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術

LINE@アカウントの友だちを増やそう!お店やWebでの友だち獲得方法【第2回:あなたのお店を繁盛店にするLINE@活用の法則】


 前回は、LINEというサービスの基礎的な説明から、LINE@の特徴、そして店舗ごとの戦略策定のステップについて説明しました。今回は、効率的にお店のアカウントの「友だち」を増やしていく方法を、店舗内、Webサイト、ソーシャルメディアなどの場所別に解説していきます。(バックナンバーはこちら)

LINE@友だち獲得施策の3つのポイント

 あなたのお店のLINE@の戦略を立て、運用の準備が整ったら「いざ、メッセージ配信!」といきたいところですが、アカウントに友だちが1人もいなければ意味がありません。LINE@はお店のアカウントを友だちに追加してくれたお客さまにのみメッセージやクーポンを配信することができます。そのため、LINE@を活用し効果を得るためには、まずはお店のアカウントの友だちを獲得する施策を考えることが重要です。

 友だちを獲得するための施策には3つのポイントがあります。1つ目は、POP広告や接客を通じて、店内のお客さまから継続的に友だち獲得すること。2つ目は、自社のWebサイトやソーシャルメディアなどネット上でつながっているお客さまから友だち獲得すること。そして、3つ目はキャンペーンを行なって友だち獲得を加速させることです。それぞれのポイントでどのような工夫ができるのか、具体的に解説していきます。

ポイント1:店内で継続的に友だちを獲得する

 友だち獲得の場所として最も効果的なのは、お客さまとの最大の接点である店内です。店内にはお客さまと接触するポイントが多数あります。そのポイントをしっかりと把握し、接触したタイミングで、お客さまに確実にLINE@の友だち登録をしてもらえるように工夫をしましょう。

公式ノベルティグッズの活用

 まず最初に活用したいのは、LINE@を開設すると無料で届く公式ノベルティグッズです。LINE@を開設したすべてのお店に対して、お店のアカウントIDやQRコード入りのPOP広告やステッカーを告知ツールとして提供してもらえます。アカウント登録に必要なQRコードやIDが記載されているので登録を促しやすく、スタンプのキャラクターがあしらわれているためLINEのサービスだと気付いてもらいやすい、とても便利なツールです。

お客さまの目に留まる場所に三角POP、ステッカーを活用しよう!

 ただし、POP広告はただ置けばいいというわけではありません。その場で友だちに追加してもらうには、POP広告に記載されているQRコードを撮影、もしくはIDを検索してもらう必要があります。つまり、たとえ誰もが目にする一番目立つ場所にあっても、QRコードを読み取るタイミングのない狭い通路などでは意味がないわけです。店内の人が留まる場所であるテーブルやカウンター、トイレや更衣室などの場所は効果的です。また、レジ前に設置しておけば会計時にスタッフから声掛けをしながら案内をすることができます。

積極的にお客さまへの声掛け

 アカウントの告知方法の中で、コストをかけずにすぐに始められて、一番効果が高いのが、お客さまに直接声掛けをしてLINE@を紹介することです。店内でお客さまに声を掛けて、LINE@を案内できる時間は、小売店などであれば長くて1~2分でしょう。その短い時間に要点を絞って話す必要があります。LINE@への登録を一方的に押し付けるのではなく、登録することでどんなメリットや魅力があるのかを簡潔に伝えられるようにしておきましょう。

 また、お客さまの中には、LINEは使っていてもLINE@を知らない人や友だち登録の方法がわからない人も少なくありません。声をかけてその場で登録までサポートできるよう、スタッフ自身が使い方を説明できるよう操作に慣れておく必要もあります。次に紹介するスムーズな会話の例を、参考にしてみてください。

簡潔にLINE@の説明をできるようにしておこう

(1)きっかけを作る 「『LINE』使っていますか?」
(2)LINE@について教える 「『LINE@』というお店用のアカウントがあるんです!」
(3)登録のメリットを紹介する 「LINE@では毎月お得なクーポンを配信しているんですよ!」
(4)登録に手間がかからないことを強調する 「登録は30秒で終わります。」
(5)その場で登録してもらう 「QRコード(またはID )はこちらになります。」

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この記事の著者

植原 正太郎(ウエハラ ショウタロウ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 アナリスト。慶応義塾大学理工学部卒業後、トライバルメディアハウスに入社。国内外のデジタルマーケティングに関する最先端の動向の調査や分析に携わり、クライアントのマーケティング戦略策定やコミュニケーションプランニングに携わる。ライターとしても活動し、講談社現代ビジネス「ソーシャライズ!」での連載、ウェブマガジン「greenz.jp」での執筆を通じて、テクノロジーによる社会の変革について発信している。【関連リンク】 ・トライバルメディアハウス ・ブログ:little_shotaro’s blog

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

松田 かおり(マツタ カオリ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 チーフ シニアコンサルタント。中小企業診断士。トライバルメディアハウスに入社後、ソーシャルメディアマーケティングの黎明期から大手クライアントのプロモーション支援に従事する。その後、現部署の立ち上げにともないコンサルタントとなり、戦略策定や運用支援などの多数のプロジェクトを率いる。現在はチームリーダーとしてコンサルタントを束ねる傍ら、LINE@の開設・運用支援サービスなどの新規プロジェクトを立ち上げ、牽引している。共著に『Facebookマーケティング戦略』(翔泳社)がある。【関連リンク】 ・トライバルメディアハウス

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/07/02 12:04 https://markezine.jp/article/detail/17943

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