SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

モバイル時代のCRM

求められるのはファネル型マーケティングではなく、循環型マーケティング。CRM目線でSNSを考える

 モバイルが消費者の使用デバイスの主となりつつある現代で、どのようにCRMを行っていくべきかを解説する本連載。今回はモバイルでは欠かせないSNSの活用をテーマに、現在のSNSの利用状況、運用において必要な考え方を解説します。

モバイル時代の主役、SNSに悩むマーケター

 ソーシャルメディア(以下、SNS)が普及して以降、ソーシャルエコノミーの時代ともいわれていますが、多くのユーザーが日々SNSに触れ、共有することへの欲求や「いいね!」といった承認されることへの欲求が増えたのは間違いないでしょう。

サービスエコノミー時代からソーシャルエコノミー時代までの変遷
田中洋『ブランド戦略全書』(有斐閣、2014年)より抜粋し加工

 昨今では、共創マーケティングといった言葉もあるように、マーケティング活動においてユーザーの力が強くなったことは明らかで、各企業がSNSでのユーザーとの係わり方や距離感に苦労していると伺います。

 また、SNSは決まった指標がなく、評価がしにくいため、どのように活用していくのが有効か判断できない企業も多いようです。

SNSがコミュニケーションの中心に

 個人的にはSNSこそがCRMに最もマッチしており、企業とユーザーとのコミュニケーションの中心にあるべきだと考えます。これはSNSが現在の顧客接点として最も強く、ブランドプロモーション、セールスプロモーション、オムニチャネルCRMなど様々な目的に対応できるからです。

 しかし、SNSが世の中に浸透したことで何が変わったのでしょうか。私は、SNSの浸透が「ゆるいつながり」を生み出したと思っています。ゆるく人とつながることでより多くの情報が伝わるだけでなく、「なんとなく好き」といった感情が生まれやすくなりました。この「なんとなく好き」がコモディティ化する商材やサービスでは非常に重要です。また、その企業やブランドに認識・承認されているとユーザーが感じることは、優良顧客につながる重要なポイントといえるでしょう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
主要SNSの利用状況は?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
モバイル時代のCRM連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伴 大二郎(バン ダイジロウ)

株式会社ヤプリ エグゼクティブスペシャリスト/株式会社顧客時間 プロジェクトマネージャー小売業界においてCRMの重要性に着目。一貫してデータ活用の戦略立案やサービス開発に従事した後、2011年にオプト入社。 マーケティングコンサルタントを経て、 2015年よりマーケティング事業部部長として事業拡大...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/08/30 08:00 https://markezine.jp/article/detail/25034

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング