ヤフーは、5月18日、マーケティングソリューション事業において、プログラマティック広告領域の取り組みを強化していくことを発表した。広告取引プラットフォーム「Yahoo!アドエクスチェンジ」を通し、広告出稿者および媒体社にとって、より質と信頼性の高い広告取引を実現していく。
具体的には、広告出稿者側は、同社が提供する広告サービスまたは同社以外の第三者が提供する広告サービスを利用し、「Yahoo!アドエクスチェンジ」を通じて「Yahoo!アドパートナー」に参加する媒体社や、他社のSSP、アドエクスチェンジとの広告取引が可能になる。さまざまなデバイス、フォーマットを買い付けることで、リーチできるオーディエンスの拡大を実現する。
さらに「Yahoo!プライベートマーケットプレイス」との連携により、一部の広告出稿者に対して、Yahoo! JAPANを含むプレミアムな媒体から最適な媒体枠の取引が可能に。また、「Yahoo!アドエクスチェンジ」では、広告サービスにおいて同社のマルチビッグデータを活用した広告取引ができる。
一方、媒体社側は「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」や「Yahoo!プレミアムDSP」に加え、「Yahoo!アドエクスチェンジ」を通じて国内外の主要なDSPにリアルタイムでアクセスが可能に。それに伴い、「Yahoo!アドパートナー」では、同社の提供する広告サービスだけでなく、「Yahoo!アドエクスチェンジ」経由でアクセス可能な全ての広告を対象に展開を行う。
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