博報堂は、6月15日、ゆめみと資本業務提携を締結・協業していくことを発表した。これにより、両社は企業のマーケティング活動における顧客体験(UX)開発支援サービスを提供していく。今後は、博報堂が保有する様々な生活者データとゆめみが持つ技術開発力を融合させた新たなソリューションも共同で提供していく予定だ。
近年、企業の経営戦略において、デジタル領域への対応は、競争力を左右する最重要課題として認識されている。それに伴い、企業のマーケティング活動においても、スマートフォンやIoT領域のテクノロジーを最大限活用した基幹サービスの開発による顧客体験(UX)の創出が、必須の要件になりつつある。
洗練されたUXを安定して提供していくためには、マーケティング戦略の立案やカスタマージャーニーの設計力に加えて、タッチポイント毎に最適化されたアプリの設計・開発・運用力、企業の基幹システムやデータ分析基盤との連携開発力、大容量のトラフィックに対応したインフラ基盤構築力等、高度かつ総合的なサービス運用ノウハウが必要だ。このような新たなクライアントニーズに対応する目的で、両社はこの度の取り組みに至った。
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