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MarkeZine Day 2019 Spring

「ZOZO」を支える、最強のデータ活用組織/ZOZOテクノロジーズ「分析部」の正体とは?

 3月7日(木)、8日(金)に開催された「MarkeZine Day 2019 Spring」。本記事では、ZOZOテクノロジーズ中野学氏による「ZOZOを支える最強のデータ活用組織」をテーマにしたセッションの様子を紹介する。ZOZOSUITの採寸データからマーケティングデータまで幅広いデータを扱い、売上向上と業務効率改善に貢献する組織の正体とは?

「ZOZO」のデータ分析業務を担うプロフェッショナル集団

株式会社ZOZOテクノロジーズ 分析部 MarTech Specialist 中野 学氏

 ファッションECの雄「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」、プライベートブランド「ZOZO」と3つの主要サービスを運営している。

 今や「ZOZOTOWN」は、1,200以上のショップ、7,100以上のブランドが揃い、常時65万点以上の商品を取り扱う、日本最大規模を誇るファッション通販サイト/アプリに成長している。

 一方、DL数1,200万を突破し、コーディネート投稿数は800万点を超える「WEAR」は、コーディネートアプリとしては日本最大級の規模。

 またプライベートブランド「ZOZO」では、無料配布されているZOZOSUITで採寸した体型データをもとに、一人ひとりの体型にあったファッションアイテムを提供している。

 これら3つの主要事業をはじめ、様々な取り組みを支えるために複数のグループ会社が存在しており、中でもシステム開発やデザイン、分析、R&Dを担うのがZOZOテクノロジーズだ。

ミッションは「売上拡大」と「業務効率改善」

 スピーカーの中野氏が所属するのはZOZOテクノロジーズの「分析部」だ。事業を横断し、高度な分析を提供することを目的に、2017年7月にデータ分析特化型組織として立ち上がった。

「分析部が立ち上がる前は、データ分析を専門とする組織はなく、各部門の担当者が自部門向けにデータを抽出・加工している状況でした。それで業務は回るのですが、事業の複雑性があがるにつれ、分析業務の難易度があがってきたこと、機械学習などの新しい分析手法も利用しやすくなってきた背景もあり、データ分析の精鋭部隊を構築し、部門を横断してより高度な分析サービスを提供できるようにしようという目的で分析部が立ち上がったのです」(中野氏)

 ZOZOテクノロジーズの分析部が担うミッションは、「売上を上げること」と「業務効率をあげること」の2つだ。

ZOZOテクノロジーズの分析部が担う2つのミッション

  1. 売上を上げる
    主にマーケティング部門やプライベートブランド「ZOZO」を担当する部門などと協力しながら、データ・ドリブン・マーケティングを推進。分析をもとに「儲けの種」を発見して施策に落とし込み、検証する。
  2. 業務効率をあげる
    データによる意思決定を支援する。データを見える化し、誰でもわかりやすいような状態になるよう仕組みを構築する。

 このとおりミッションはシンプルだが、業務範囲は膨大だ。ZOZOの事業すべてのデータ分析を担う分析部は、実際どのような体制で運用されているのだろうか。

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/04/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30688

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