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LINEのプランニングコンテストで二冠に輝いた電通アイソバーの企画&プレゼン力

2019/06/10 10:00
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主婦層のインサイトを深掘りし、知育をテーマに

 ハウス食品グループ本社のプランを提案し、優秀賞を受賞したのは、冨田正喜氏、チェ・ジョンウン氏、三枝峻宏氏、神澤由利氏、秋山奈央氏による「チームアイスバー」だ。ハウス食品グループ本社からのRFPは、どのようなものだったのだろうか。

神澤:とんがりコーンが持つ「遊び心溢れるコミュニケーションスナック」という特徴を、ファミリー世帯へLINEを使って伝えたい、という内容でした。

電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン1部 プランニングディレクター 神澤由利氏
電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン1部 プランニングディレクター 神澤由利氏

秋山:一言で言うと「とんがりコーンの話題をLINEで作ってください」という自由度が高いお題でした。普段からいろいろな企業のプロモーションを企画することが多いこのメンバーでチャレンジするなら魅力的なテーマだと思いました。

電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン1部 プランニング ディレクター 秋山奈央氏
電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン1部 プランニング ディレクター 秋山奈央氏

 「チームアイスバー」では、画像認識を用いた知育ゲームを中心として、スタンプ配布やコンテスト、絵描き歌など複合的なアイデアを提案した。

チェ:メインターゲットが小学生以下の子どもがいる主婦層だったので、主婦の方がどういうものに興味関心を持っているか、インサイトを考えるところから企画を始めました。ヒアリングも行いデータを集めていくなかで、子どもの教育について多くの方々が強い関心や悩みを持っていることがわかったので、「知育」をテーマにしました。楽しく遊びながらとんがりコーンを食べ、親子のコミュニケーションを作りつつ、教育にもつなげるところをどのように実現するかということが、今回のプランの骨子となっています。

電通アイソバー株式会社 コミュニティデザイン部 コミュニティデザイナー チェ・ジョンウン氏
電通アイソバー株式会社 コミュニティデザイン部 コミュニティデザイナー チェ・ジョンウン氏

三枝:とんがりコーンでは既に様々な施策を行っています。過去にやってきたものと被らないように気をつけました。また、コンテストの他の参加チームが応募してきそうなアイデアと重なることがないように、オリジナリティと具体性を持たせることを配慮しました。

電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン2部 シニアコミュニケーションデザイナー 三枝峻宏氏
電通アイソバー株式会社 エクスペリエンスデザイン2部 シニアコミュニケーションデザイナー 三枝峻宏氏

クライアントの心を掴むプレゼン術

 プレゼンの場には、遊び心溢れるコミュケーションスタイルを表現した格好で挑んだ。

三枝:プレゼンも、聞き手に対して楽しい印象を残すことを第一に考えました。そのため、みんなでとんがりコーンをイメージした帽子をかぶって衣装を揃え、のぞみました。

秋山:また、動画を多用して、実際にユーザーがLINEを通してどのような体験をするのかを具体的に見せていきました。LINEスタンプを使う提案にしても、プレゼン段階では「スタンプも実施します」の一言でよかったかもしれません。しかし、スタンプのイメージも今回のプレゼンのためにオリジナルで描き起こし、利用イメージも動画で伝えました。

神澤:プレゼンは代表者が一人で全部話す場合が多いと思いますが、我々は全員で順番に話すようにしました。担当パートについては自身の言葉で話すほうが思いを伝えられますし、聞き手も話し手が変わっていったほうが飽きずに聞いてもらえるのではないかと考えました。

 こうした企画やプレゼンでの工夫が評価され、優秀賞の受賞となった。審査協力したハウス食品株式会社の齊木氏と上原氏は、選考結果について「コアターゲットである小学生以下のお子様を持つ女性の気持ちに寄り添い、弊社が『とんがりコーン』において重要視している“親子のコミュニケーション”が最もしっかり提案されていたことから選ばせていただきました」とコメントしている。

秋山:チームのメンバーがそれぞれの強みや今持てるアイデアや知見、経験を思い切り注ぐことができました。それが優秀賞という結果につながって、とても嬉しかったです。

冨田:弊社は、「LINE Account Connect」部門の「Technology Partner」として、LINEさんとお付き合いさせていただいてきました。しかし、ツールの開発といったテクノロジー的な面だけでなく、顧客体験をデザイン・プランニングできることも弊社ならではの強みであると考えています。今回の受賞により、「Planning Partner」にも認定され、そのことを証明できたのではないかと思っています。

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