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ELLE SHOP、SHIPS、TSI ECストラテジー登壇!ファッションEC向け勉強会レポート

パネルディスカッション「アパレルECとコンテンツ活用」

 最後にパネルディスカッションが行われた。第一部~第四部まで登壇した4名に加え、TSI ECストラテジーのデジタルマーケティング部でECサイトのUX改善に携わる田沼亜奈己氏が合流。渡邊氏、萩原氏、田沼氏の3名は自社でpopIn Actionを導入済みだ。吉岡氏とともに、ユーザーとしてpopIn Action活用のコツや効果について語った。

 3社とも画像を用いた商品検索の重要性は導入以前から感じていたと言うが、いざpopIn Actionを導入したものの、ユーザーに使ってもらえなくては意味がない。田沼氏も自社ECモール「MIX.Tokyo」への導入当初はユーザーからの認知が得られず悩んでいたが、思い切った施策で周知させることができた。

 「ウェブ接客ツールを活用するなどして『こういう機能が設置されました』と告知したり、『似ているアイテムを探せます』とテキストを添えたわかりやすいアイコンに変更したり、わかりやすい周知を心がけました。アパレルECの場合はブランドの世界観をとくに意識するので、機能拡充の大々的な告知は敬遠されがちですが、アイコン変更後は認知度が200%くらいになりました。最初はわかりやすく説明してあげることが大事ですね」(田沼氏)

株式会社TSI ECストラテジー デジタルマーケティング部 UX課 田沼亜奈己氏

 画像検索ツールの導入にあたって気になるのは、商品点数だ。AIを用いてとなると、大量の商品画像から機械学習させるのでは……と想像するが。

 「popIn Actionの場合は、型番で1,000点以上のデータがあれば類似商品をうまく抽出できます。さすがに100点以下だと難しいですが……。先日導入いただいたサイトは500点以下だったので、表示する点数を絞ったり、フィルタリングをかけずに画像認識にすべて任せて表示したり、工夫次第で導入は可能です」(吉岡氏)

 popIn ActionはアパレルECへの導入が盛んだが、今後は実店舗でも活用してほしいと吉岡氏は語る。

 「たとえば、実店舗を来訪したユーザーが店頭に在庫のない商品をオンライン上で検索したい場合、自らスマホで店頭の商品を撮影するのはハードルが高いですよね。そこで、スタッフがタブレット端末で撮影した画像をpopIn Actionにアップロードし類似商品を提案してあげる接客も可能だと思います」(吉岡氏)

 現在はアパレルが中心だが、今後は自動車や家具、フィギュアなど、ビジュアルが購買の主な判断基準となる他の分野にも導入を進めていきたいと吉岡氏は話す。

 最後に、画像をはじめとするコンテンツを使って今後取り組んでいきたいことを3名が述べ、勉強会は終了した。

popIn Actionに関するお問い合わせはこちら

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この記事の著者

渡辺 佳奈(編集部)(ワタナベ カナ)

1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/08/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/31803

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