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事業会社出身だからこそできるクライアント支援

――髙橋さんは外資系の保険会社ご出身ですが事業会社での経験は、クライアントを支援する上でどのように役立っていますか。

髙橋:私自身が事業会社でマーケティング担当者だったこともあり、クライアント側のKGIに対するコミットメントを重視しています。お互いが持っている情報に違いがあるためクライアントとエージェンシーサイドの間にはどうしても認識のズレが生じがちなのですが、我々エージェンシーサイドとしては「クライアントの事業成長に貢献する」という軸をぶれさせないことが大切です。

 幸いにも私は、10年以上、KGIや売上、業績を最大化させるためにインハウスマーケターとして仕事をしてきました。そのため、たとえばCVの増加やCPAの良化、CPCの高騰などといったKPIの浮き沈みが、事業会社にとって「ある意味では取るに足らない話」であることを、私は身に染みて理解しています。事業会社出身だからこそ、支援や提案の方法、課題の抽出などすべて「事業会社であるお客様にとって何が重要なのか」を逆算してコミュニケーションができる強みがあります。

 具体的には、エージェンシーサイドから見たレポートや報告と、事業会社が欲しい情報は異なることも多いです。そのため、支援体制の整備などをしっかり意識してやっています。

――事業会社が欲しいレポートとはどういうものでしょうか。

髙橋:事業全体の数字からブレークダウンして、整理することが重要だと思います。エージェンシーサイドは「木を見て森を見ず」という状態に陥りがちです。数々の施策が走っている中で、施策ベースで細かな良し悪しを説明しだすと、収拾が付かなくなってしまいます。事業会社は本質的には「1,000万円の予算をかけて、1,000万円以上の売上があるか、つまり利益が出ているか」を知りたいはずです。つまり、事業全体という「森」を視野に収めて状況を整理し「木」であるところの個々の施策を改善すれば良いのです。

――アドフレックス・コミュニケーションズには髙橋さんの他にも、事業会社出身のメンバーが多いですが、事業会社出身が多い支援会社であることはクライアント支援において、どのような特色につながっているのでしょうか。

髙橋:管理職を中心に事業会社でシビアにKGIを追求してきたメンバーが多いこともあり、泥臭い支援を提案しながらクライアントの事業課題と対峙する文化が根付いています。「目先のKPIではなく、お客様のKGI、真のバリューを追う」という同じ認識で議論し合えることが弊社の特徴であり、価値だと考えています。

目先のCVではなく、事業主サイドへのビジネス拡大をコミット

――アドフレックス・コミュニケーションズが今後目指していく支援について教えてください。

髙橋:エージェンシーサイドが管理画面で確認できるのは、通常媒体上でのCVまでですが、弊社はそこで終わりにしません。基幹データから抽出したすべてのローデータを突合し、媒体上のCVと最終的なKGIが紐付いているかどうかをすべて手作業でレポーティングをするといったことも行っています。

 我々は目先のCVではなく、あくまでも「事業会社のビジネス拡大」にコミットしたい。そのため、手作業の突合が大変で時間がかかろうともお客様が求めるゴールに踏み込んで一緒にお手伝いさせていただくことにこだわっています。「アドフレックスコミュニケーションズと一緒に仕事をしてよかった」と思われるような支援を、今後も心がけていきたいです。

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この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

モジカク株式会社 代表取締役。株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、Webメディア「新R25」の立ち上げにディレクター兼編集職として参画。Webマーケティングを手掛ける株式会社AViC(2022年7月に東証グロース市場へ上場)の創業期に参画し、執行役員を務める。2019年1月にBtoBサービスやSaa...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/11/19 13:48 https://markezine.jp/article/detail/32298

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