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第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

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運用型広告時代の要!トレーディングデスク最前線(AD)

「リアル店舗の強みは維持し顧客接点を広げていく」フィッツのインハウス戦略が机上の空論にならなかった訳

現場の危機感、学びたい気持ちに応えていく

――組織改革の取り組みに対して、社内からはどんな反応がありましたか?

桜井:「やらなければと言いながらも、長い間実行できていなかった課題を見える化できた」「やるべきこと、目標とゴールの明確化ができた」など、各所から良い反応をもらっています。実は最近、表面化していなかっただけで他部署の社員にもWebマーケティングに対する課題感や学びたい気持ちがあったのだと気づいた出来事があって

 先日、Webマーケティングの基礎が学べる研修をハートラスさんに実施してもらったのですが、自由参加にもかかわらず、社員130人のうち90人がその研修に参加したんです。参加者の半数以上は、業務上直接的にはWebマーケティングの知識を使わない部門の社員で、こういった部門からの参加率が高かったのには驚きでした。

高瀬:オンラインでの開催とはいえ、大勢の方に参加していただいたので、講師も緊張していましたよ(笑)。こうした教育プログラムやコンテンツは、社内に知見やノウハウを貯めていただくために提供させてもらっています。

桜井:営業担当を例にしても、商談相手であるバイヤーさんの意識も変わってきているため、Webマーケティングの知識をインプットしていかないと、商談にならないということもあるのだと思います。これからも、様々な役割の部門を巻き込んでいくとともに、社員の前向きな気持ちに応えるかたちで、研修の場やデジタルに関する会話を増やしていきたいですね。

目指すゴールは「お役御免」

――最後に今後の展望を教えてください。

高瀬:私たちハートラスが最終的なゴールとしているのは「お役御免」。知識やノウハウ、スキルが社内に蓄積されていく状態のことで、それは土壌である組織や体制があってはじめて達成されるものです。

 フィッツさんとは「夏頃には社内のリソースでインハウスを進めてみましょう」と話していて、進んでみてまた課題が出てきたときに、それをどうフォローアップするか一緒に考えていけたら良いのではと思っています。

桜井:私たちも、まず自分の足で立ってみることは強く意識しています。壁が出てきたとしても、まずは自分なりに登ってみた後で、こういう登り方でいいのか、もっと楽なやり方、スピーディーに登れる方法があるんじゃないかと、アドバイスをいただくことで、力がつくと思うのです。キャンペーン、プロモーションの展開も控えているので、これからが勝負どころですね。

――本日はありがとうございました。

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/10/30 17:17 https://markezine.jp/article/detail/33701

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