SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

国内企業のCXランキングTOP50:くら寿司、ヨドバシカメラらが躍進/C Space Japan調査

 C Space Japanは、国内企業における「CXランキング」を発表した。同ランキングは、顧客視点でのすべての体験を通じたブランドの「CXスコア(※)」を数値化し、分析したもの。以下、一部内容を紹介する。

CXスコアの算出方法

 消費者に「顧客の気持ちや求めることをよく理解している」ブランド/企業を想起してもらい、そのブランドについて「顧客が求める体験価値の5要素」を21項目に分解し評価を依頼。また「顧客の気持ちや求めることをあまり理解していない」ブランド/企業についても同様に評価を依頼した。それらの数字からなる合成変数としてブランドのCXスコア(-10〜 +10)を算出している。2020年のランキング対象は、12人以上から想起されたブランドのみ。CXスコアと購入意向の有無には強い関係性が見られた。

コロナ禍のニーズに迅速に対応した企業が躍進

 今年で2回目となる同調査のランキング1位は、「ディズニー」。「ディズニーランド」も7位にランクインし、コロナ禍においても「ディスニー」の強さが際立つ結果となった。2位は昨年の圏外より「くら寿司」がランクイン。withコロナ時代のニーズをいち早く捉え、持ち帰りや宅配、店舗での感染防止対策を徹底したことが躍進の理由だ。3位は、スーパーマーケット「オーケー」。昨年も13位にランクインし、安定して顧客の高い評価を得ている。4位には、昨年の圏外から「ヨドバシカメラ」がランクイン。送料無料や配送の速さなど、テレワーク関連のニーズに応えた購買体験が、ランキングの躍進につながった。

タップで拡大
タップで拡大

 Top20のうち9ブランドは昨年に引き続きTop20にランクイン。「ディズニー」を除く8ブランド(オーケー、JAL、任天堂、サントリー、ファンケル、ANA、じゃらん、味の素)は、昨年とのスコア差が1pt以内と、環境の変化に影響されずに高いCXを維持した。また、Top20のうち5ブランド(くら寿司、ヨドバシカメラ、阪急百貨店、星野リゾート、マクドナルド)は、昨年のランキング圏外からTop20にランクイン。これらのブランドは、新しい生活様式への対応でCXを高めた。

タップで拡大
タップで拡大

 コロナ禍により顧客と直接接する機会が減少する中、顧客ニーズの本質を理解し、ビジネスを推進するブランドがCXを高く評価された。

幅広い年代で評価が高かったブランドは?【年代別CXランキング】

 年代別に評価の高いブランドを見ると、幅広い年代で「ディズニーランド」「ユニクロ」「JAL」「ANA」がランクインしていた。

タップで拡大
タップで拡大

 年代別ランキングの特徴としては、若年層では「娯楽・ゲーム・エンターテインメント」業種が上位に多くランクインしているのに対し、年齢が上がるとともに「食品」や「日用品/雑貨販売店」などが増えた。30~50歳代では「旅行・交通」などのカテゴリーのブランドが上位に上げられる結果となった。

飲食業態が大幅にランクアップ【業種別CXスコア】

 業種別にCXスコアを見ると、昨年同様「食品・飲料メーカー」がトップに。「日用品販売」「旅行・交通」も変わらず上位にランクインした。

タップで拡大
タップで拡大

 大幅に順位を上げたのは「飲食店・ファストフード・カフェ・持ち帰り」。「くら寿司」「コメダ珈琲店」「マクドナルド」などwithコロナ対応をいち早く行ったブランドが躍進した。

CXを高める5つの要素とは

 過去5年間以上のグローバルでの「CX調査」の分析を通じて、CXを高めるには5つの要素「RELEVANCE」「EASE」「OPENNESS」「EMPATHY」「EMOTIONAL REWARDS」を顧客に感じてもらうことが重要だと判明している。

タップで拡大

タップで拡大

【関連記事】
トヨタが連続で首位獲得/WPPとカンターが2021年度「日本のブランドランキング」トップ50を発表
Z世代のアプリMAUランキング、非ゲームではSNSが1〜4位を独占【App Annie調査】
2020年夏のYouTube再生数1位は「東海オンエア」【インフルエンサーパワーランキング】
ウェブサイト価値ランキング2020、ANAが首位獲得/JAL、ユニクロが続く【トライベック調査】
2020年3四半期、視聴誘引力と認知率の高いタレント1位は?【タレントパワーランキング】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/11/12 13:55 https://markezine.jp/article/detail/34840

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング