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動画閲覧者の感情を可視化しリスクを回避 ユーザーに寄り添う、ベネッセコーポレーションの動画制作

ブランド毀損のリスクを回避する

――「PlayAds」を活用することで、無意識に取り入れていたデリケートな表現も細かくチェックできたということですね。

鈴木:近年、意図せず企業が発信するテレビCMや動画広告が炎上してしまうケースが増えています。ベネッセコーポ―レーション様との取り組みを通じて、生活者のライフスタイルやジェンダーについての考え方の変化を強く実感しました。営業担当としては、クライアント様がこれほど繊細でデリケートな問題に直面していることを、肌身にしみて痛感した体験でしたね。こうしたリスクを回避いただくためにも、「PlayAds」は有効なツールだと考えています。

宮木:動画に対する反応を定量・定性の両面からリサーチできるので、なぜそのシーンに「Bad!」がついたのかの仮説をすばやく立てることができます。結果を踏まえて、シーン自体をカットすべきか、表現を調整すれば良いのかについて検討できるところに価値があると考えています。

 先ほどご紹介した事例のように、私たちが無意識的に採用していた表現について見直すきっかけが生まれています。

 「リスクの回避」というと、企業視点に聞こえますが、こうした動画の事前検証を行う一番の理由は、お客様の気持ちに寄り添うことです。今年は新型コロナウィルス感染拡大による一斉休校などで生活の変化は大きく、お客様の気持ちをとらえ続けることが大切と思っています。

動画検証は「ユーザーの本音」を知る貴重なチャネル

――ベネッセコーポレーションでは、「PlayAds」を今後どのように活用していきたいとお考えですか。

宮木:リスク回避や事前検証のツールとしてだけではなく、お客様をより深く理解していくためのツールとして活用していけたらいいですね。制作する動画コンテンツに、どのような感じ方をされるのかをすばやく知り、次のコミュニケーションにいかしていきたいと思います。

 お客様が本音を聞かせてくれる場所はそれほど多くありません。スピード感をもってお客様のお気持ちを知ることができる貴重なチャネルだと感じています。

――こうした企業の実感を踏まえ、「PlayAds」によって、どのように企業を支援していきたいとお考えですか。今後の展望についてお聞かせください。

冨岡:今後も継続していくデバイスや通信インフラの進化によって、動画視聴がこれまで以上に一般大衆化し、企業と生活者の接点はクロスチャネル化が加速します。これにともない動画コンテンツの数も、ますます増える一方です。企業側も、それに応じて複数のメッセージを用意する重要性が高まります。

 すると企業は短時間で多くのコンテンツを用意しなければならなくなります。そのとき、一つの動画・テレビCM制作に投資できる時間は少なくなってしまいます。

 マーケティング施策においてはABテストも大事な手段の1つですが、できる限り品質が高い状態を初動で実現することも大事です。これは効果が悪いほうのクリエイティブ露出機会を減らし、効果が良いほうのクリエイティブ露出機会を増やすことにつながります。

 「PlayAds」があれば、限られた時間とコストの中で、伝えたい人に伝えたいメッセージを効果的に届ける環境を提供することができます。これまでクリエイターやマーケターの「経験則」や「職人的な勘」をもとに制作していた動画やテレビCMを科学できるよう、これからもプロダクトを進化させていきたいですね。

鈴木:様々なクライアント様との取り組みを通じて、再現性の高い活用方法をご提案していけたらと感じています。そこからのご要望をプロダクトにフィードバックすることで、クライアント様の事業により貢献していきたいと考えています。

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この記事の著者

石川 香苗子(イシカワ カナコ)

ライター。リクルートHRマーケティングで営業を経験したのちライターへ。IT、マーケティング、テレビなどが得意領域。詳細はこちらから(これまでの仕事をまとめてあります)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/12/16 10:00 https://markezine.jp/article/detail/34988

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