SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地(AD)

Instagramは「好き」と「欲しい」をつくり出す場所/日本の利用者行動から読み解くその理由とは?

 Instagramが登場して10年。世界で月間10億アクティブアカウントに成長した。Facebook Japanは11月26日に、Instagramの新機能と最新事例を紹介するオンラインイベント「House of Instagram」を実施。同社 代表取締役 味澤将宏氏とInstagramの製品部門責任者 ヴィシャル・シャー氏が登壇し、「好きと欲しいをつくり出す」をテーマに、Instagramの活用法を語り尽くした。

「好き」「欲しい」を起点に利用者が集まるInstagram

 オンラインセミナー「House of Instagram」の最初に登場したのは、2020年1月にFacebook Japanの代表に就任した味澤氏。「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」というFacebookのミッションに触れ、コロナ禍において、同社のファミリーアプリが人々のコミュニケーションや絆を維持するために使われてきたと説明した。

 中でもInstagramは利用者数が急速に伸びており、非常に重要なマーケットのひとつである日本の動向は、グローバルでも注目されてきたという。

 「アメリカ以外で唯一Instagramの開発チームがいるのが日本です。日本の利用者は、ただ美しい画像をシェアするだけでなく、主体的かつ積極的に興味のある情報を検索し、コミュニティとつながる場として活用しています」(味澤氏)

Facebook Japan代表取締役 味澤将宏氏
Facebook Japan 代表取締役 味澤将宏氏

 Instagramの強みは、利用者の「好き」「欲しい」という気持ちが起点のプラットフォームであることだ。利用者は好きなブランドや商品を見つけるためにアクセスし、Instagramは興味関心に基づき、パーソナライズされた情報を提供する。そのため企業やブランドは、生活者のアテンションとインタレストを同時に引き出すことができる。

 実際にInstagramを日常的に活用している利用者は、自分の好きなハッシュタグをフォローしたり、虫眼鏡のアイコンで見ることができる「発見タブ」でおすすめされたブランドや商品を「ウィッシュリスト」に保存したりしているという。さらに、保存した投稿を見返して店頭へ出向いたり、商品を購入したりとアクションにつなげている利用者も多い

 「ここ数年、話題化を目的としたキャンペーンが多く実施されてきましたが、話題にはなっても、その先の行動を促し、売上につなげることができたケースは限られていました。『話題になっているから』ではなく、『好き』『欲しい』という主体的な気持ちが起点になってこそ、ブランドや商品と強いつながりが生まれるのではないでしょうか」(味澤氏)

世界平均と比べて検索は5倍!アクティブな日本の利用者

 日本のInstagram利用者は特にアクティブで、他の国に比べて5倍多くハッシュタグ検索をしている。味澤氏はブランドにとって、Instagramがどのような価値をもつか、3つに分けて説明した。

 1つ目は、喜びにつながる偶発的発見を創出できることだ。42%の利用者が、発見したブランドのことをより深く知るべく、プロフィールを訪れているという。

 「過去の投稿をさかのぼって、自分の好みに合う世界観なのかチェックする利用者も多くいます。また、ブランドの投稿を保存して、後で見返しながら世界観を楽しむ行動も見られます」(味澤氏)

 2つ目はコミュニティを通じて共感を醸成できること。インフルエンサーと手を組むことも有効だ。たとえば家計簿アプリ「マネーフォワード」は、暮らしの知恵を投稿する人気のインフルエンサーを起用し、手書きの家計簿と家計簿アプリを比較するなど、他の利用者に役立つ使い方を紹介。コミュニティを深く理解するクリエイターが、利用者が抱える悩みや日常の疑問を切り口に使い方を訴求することで、興味関心を高められる。

 そして3つ目は多彩なクリエイティブツールでブランドストーリーを多面的に伝達できることだ。味澤氏はInstagramのビジュアルコミュニケーションについて、「直感的な表現でブランドの世界観を伝える、非常にパワフルなツール」と語る。また、ストーリーズ、IGTV、ライブ、ショッピングといったInstagramの機能を駆使し、多面的に訴求していくことが、ブランドストーリーを伝える成功の鍵だという。

次のページ
テスト中の「ARショッピング」にも注目

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

石川 香苗子(イシカワ カナコ)

ライター。リクルートHRマーケティングで営業を経験したのちライターへ。IT、マーケティング、テレビなどが得意領域。詳細はこちらから(これまでの仕事をまとめてあります)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/12/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/35005

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング