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MarkeZine Day 2020 Autumn Kansai

フェリシモのユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」はなぜSNSでの話題が絶えないのか

 ファッションや雑貨の通信販売を行うフェリシモの中で、独特のセンスとアプローチで商品開発を行いファンの心を掴んでいるのがユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」だ。大根の抱き枕や牡蠣のグッズがなぜ売れるのか? 社長に直談判してYOU+MORE!を立ち上げたという豊川紗代氏が、「MarkeZine Day 2020 Autumn」で成功の秘訣を明かした。

作りたいものを作りきることが話題に

 大根を模した1メートル15センチ長の「セクシー大根抱き枕」、質感のある「もっちりあざらしビッククッション」など、ユニークな雑貨を送り出すフェリシモの「YOU+MORE!」。実は豊川氏が育休明けに異動となったファミリー雑貨グループで立ち上げたブランドだ。

株式会社フェリシモ ユーモアG USEDoG 猫部G グループリーダー 豊川 紗代氏

 「ユーモア、おもしろさを切り口にした商品ブランドはこれまで市場になく、そこを突いていきたいと社長に直談判しました」(豊川氏)

 それもあってコンセプトは”「ふふふ」をもっと。すっかり見慣れた日常が、もっと楽しく、もっと笑えるように”だ。チーム体制は商品企画プランナーが5人。日々SNSなどでトレンドを追いながら、アイデアを練っているという。

 たとえば冒頭の大根抱き枕は、あるプランナーがTwitterで、引き上げられる大根の中でセクシーな形をした大根が気になるという声に目を付け、抱き枕という形で実現したという。この他、カワウソのポーチもTwitterからヒントを得た商品だそうだ。「おがくずに埋もれて眠るハムスター」など、実際に飼っている人が欲しいと思う動物グッズのニーズにも目を付けているそうだ。

セクシー大根抱き枕
セクシー大根抱き枕

 また、「ふふふ」をもっと、というコンセプトに沿うものとして、牡蠣のクッションや牡蠣の形のミラー付きコンパクトなど「ギミックを効かせた商品」も得意とする。

 「“本当に売れる?”とか“よく採用されましたね”という声がありますが、実は大きな反響をいただいています」と豊川氏。好調さの背後として、「ちゃんと作りきることで話題になり、ニーズのあるなしは関係なく反響をいただいている」と続けた。具体的には、プランナーのやりたい思いを実現するためにどうしたらいいのかをチームで考えながら進めているという。

 「自分が気になるもの、ちょっといいな、素敵だなと思うものをリアルに再現して作りきる。ここはポイントです」(豊川氏)

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/12/23 08:00 https://markezine.jp/article/detail/35104

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