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マーケor広報?トヨタ・オーストラリアがエンゲージメント10倍アップを実現したコーポレートサイト戦略

状態チェック:自社のコーポレートサイトのレベルは?

 以下は、サイトコアが独自に構築したデジタル成熟度の診断モデルだ。縦軸が戦略的価値、横軸が成熟度を表しており、成熟度が高まるほど戦略的な価値が上がることを示している。

【レベル1】確立:企業活動、製品、サービスの情報を配信することのみに注力しており、訪問者をセグメントできておらず、一対多のコミュニケーションをしている。会社概要をコーポレートサイトにアップしただけの状態。

【レベル2】連動:ビジネスの目標に沿ったデジタル目標を策定・測定できている状態。

【レベル3】最適化:顧客体験が戦略の柱として認識されており、顧客データと体験データに基づいた最適化がなされた状態。

【レベル4】育成:MAやML(機械学習)を使って、よりパーソナライズされたコミュニケーションを実現した状態。

 「多くのコーポレートサイトが『確立』の段階でとどまっています。意外かもしれませんが、サービスサイトにMAを導入して最適化をはかっている企業でも、コーポレートサイトはまったく手つかずの状態であるケースが非常に多いのです」(青木氏)

 最も高度なレベル5の「個客化」は、関連したすべてのシステムがシームレスに連携し、閲覧者に個別の体験を自動で提供できている状態である。ここに行き着くまでには、単にコーポレートサイトを構築・運営するだけでなく、組織全体で顧客志向、顧客基点に基づいて活動することが求められるという。

1つのプロダクトで叶う、サイト内の顧客体験のパーソナライズ化

 では、デジタル成熟度のフレームワークに基づいて、サイトコアではどのようにWeb戦略のサポートをしているのだろうか。ここで紹介されたのが、コンテンツの制作管理から各種チャネルへの配信、eコマースまでをエンドツーエンドで支援するDXP(デジタルエクスペリエンスプラットフォーム)だ。

サイトコア社のDXP
サイトコア社のDXP

 DXPは、Webサイトの構築、サイト上に掲載する画像や動画などのデジタルコンテンツの管理、メール配信を中心としたマーケティング、さらにはeコマースの機能を1つのプラットフォームに搭載。サイト上の顧客体験のパーソナライズ化がこの1つのプロダクトで実現する。

 「DXPを活用して個別の体験を提供することで、企業やブランドに対するエンゲージメントを高めることができる点が最大の特徴です。ユーザーをいくつかのセグメントに分け、セグメントごとに個別のコンテンツを表示し、ユニークな体験を提供することができるのです」(青木氏)

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エンゲージメントが10倍以上アップ!トヨタ・オーストラリアの事例

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この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

モジカク株式会社 代表取締役。株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、Webメディア「新R25」の立ち上げにディレクター兼編集職として参画。Webマーケティングを手掛ける株式会社AViC(2022年7月に東証グロース市場へ上場)の創業期に参画し、執行役員を務める。2019年1月にBtoBサービスやSaa...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/10/11 11:00 https://markezine.jp/article/detail/37371

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