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Cookieを使わずに“ユーザーの関心に沿う情報”をどう届ける?SMS+パーソナライズLP広告の強み

ポストCookie時代にマーケターはどう対応する?

MZ:専門家お二人のお話を受け、やはり日本企業も先を見据えた対策やCookie戦略の立案が必要であると見えてきました。中藤さんはこのような流れについてどうお考えでしょうか?

中藤:3rdパーティCookieが長く使われてきたのは、やはりそれに効果があるからだと思います。具体的にいえば、「自分の興味のある広告ならばクリックする」ということで、自分と親和性の高い広告ならば、4割の人がクリックするといわれています。

 企業はユーザーに対し、「いかに興味を惹く広告を表示するか」ということを考えますし、それを実現するためにやはりCookieは有効な手段だったと思います。それができなくなるということなので、企業は別の方法を早急に考え、対処しなくてはなりません。

CM.com Japan カントリーマネージャー 中藤丹菜氏/モバイルソリューションを提供しているCM.comオランダ本社に唯一の日本人としてジョイン。カントリーマネージャーとして2018年に日本法人CM.comJapan設立。現在は、電子署名プラットフォームをはじめとしたさまざまなコミュニケーションツールのローカライズ、ビジネス拡大を指揮する。
CM.com Japan カントリーマネージャー 中藤丹菜氏
モバイルソリューションを提供しているCM.comオランダ本社に唯一の日本人としてジョイン。カントリーマネージャーとして2018年に日本法人CM.comJapan設立。現在は、電子署名プラットフォームをはじめとしたさまざまなコミュニケーションツールのローカライズ、ビジネス拡大を指揮する。

MZ:どのような手段が考えられますか?

中藤:そうですね。DMに戻る、あるいはEメールでメルマガを打つといった手段もありますが、効果的かどうかといわれれば、疑問符がつきます。コストもかかりますしね。やはり3rdパーティCookieを使ったWeb広告には、効果もさることながら、手軽さという側面がありました。

 だとすると、過去のやり方に戻るのではなく、3rdパーティCookieのWeb広告の良さを生かしていく手段を考えるほうが理にかなっていると思います。別の言い方をすれば、全員一律に同じ広告を提示するのではなく、個人それぞれの趣味嗜好に合った広告、要は“嫌がられずに自分ごととして捉えてくれる広告を打つ”ということです。

 ただ正直な話、これは現実的ではありません。コストもかかりますし、きちんと広告を読んでくれているのかもわかりません。コストや工数を抑えつつ、確実に届き、読んでもらえるようなメッセージを配信する、これがポイントになります。

パーソナライズされたLPを届けるCM.comの「Mobile Marketing Cloud」

MZ:Cookie規制が進むなか、その代替手段に関してCM.com Japanではどのような提案をしているのでしょうか。

中藤:私たちは、携帯番号を使ったSMS配信サービスと、専門知識が不要で簡単にSMS用ランディングページを作成することができる機能「簡単LP広告作成ツール」を提供しており、この2つを組み合わせた新サービス「Mobile Marketing Cloud」(以下、MMC)でCookie規制時代のマーケターを支援する構えです。

 これは企業が把握している携帯電話の番号宛にメッセージを送り、そこからSMS用のLP広告に誘導するという仕組みなのですが、まず自社内のデータを使っているので、3rdパーティCookieは使いません。自社の顧客データを分析し、セグメント化して、それぞれのターゲット層に合ったLP広告に誘導します。簡単にいえば、その携帯電話番号のユーザーが女性ならば女性向けのLP広告、男性ならば男性向けのLP広告に誘導するというわけです。

 効果が高い広告には、「パーソナライズされたコンテンツを容易に作成できること」「配信媒体が開封され、読まれるものであること」「運用が簡単なこと」の3つの要件が重要だと考えますが、MMCはこれをすべて満たしています。SMS用のLPは、通常のWebと異なりSEOをそれほど考慮しなくてもいいので、PhotoshopやIllustrator、Canvaなどの画像ソフトでデザイン性の優れた画像を作ればいいだけですし、MMCの簡単LP広告作成ツールはドラッグ&ドロップだけで簡単にリッチコンテンツを制作できます。

 LPを高い費用で作成することなく、自社で専門知識不要でITに不慣れな方でも10分程度で質の高いLP広告を作成することができます。

(クリック・タップで拡大)

 また配信手段としてSMSを使いますが、SMSは非常に開封率が良いのが特徴で、メールと比べて開封率は20倍になります。なので、見られる広告を配信できるわけです。

 運用も簡単で、配信したメッセージの何%がクリックされたのか、誰がリンクをクリックしたのかも把握できます。セグメントは自社で行っていただく必要がありますが、それは自社内にあるデータを使うので、改正個人情報保護法には抵触しません。

(クリック・タップで拡大)

MZ:これまでのWeb広告は複数のクリエイティブパターンを持つイメージでしたが、これはSMSを使ってセグメント別にメッセージを配信し、飛び先のLPをセグメント別に用意することで、その人の属性や趣味嗜好に合った広告を配信するイメージですか。

中藤:そのとおりです。開封率の良いSMSを通じ、その人に合ったLPを提示して、自社のWebサイトやECに誘導する感じですね。

 1つ注意したいのは、スパムや迷惑SMSと勘違いされないように、自社名やブランド名をしっかり表示したり、相手のお名前を入れたりなど、「怪しい者ではない」と告示することです。そのあたりの運用については、当社からもアドバイスしますし、Photoshopなどの使い方がわからなければ使い方をレクチャーするなど、サポートを充実させています。

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メッセージ配信後のマーケティング戦略を立案できるMMC

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/02/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/37843

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