SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

戦略的な人材育成に本気で取り組むI-neが導入!個人のスキルを可視化する「スキルトラッカー」とは?

成長意欲のある社員は、キャリアの頭打ち・マンネリ化を嫌う

MZ:現在I-neでは、スキルトラッカーをどのように運用されていますか?

伊藤:まず、アセスメントをチームメンバー20人に受けてもらい、スコアのステージ分けを行いました。その後、主にマネジメント層が、このスコアとステージを参考にチームメンバーの状況を把握し、1on1などで利用しています。

強化したいスキルなどの目標と現状値を社内で共有できる
強化したいスキルなどの目標と現状値を社内で共有できる

 具体的には、どのスキル項目を伸ばしていくか、そのためにどのようなアクションをしていくかなど、上長とチームメンバーで現在地と目標のすり合わせをしています。次の1on1の前に再度アセスメントを行い、スコアの差分を見ながら、各人の成長を追っていく形です。

MZ:スキルトラッカーに対する、社内の反響はいかがですか。

伊藤:毎月「ダイレクトマーケター育成プログラムに関するアンケート」を行っているのですが、ポジティブな声が多いですね。導入からテスト運用まで含めて半年ほど経ちましたが、現場からは「自分が身につけるべきスキルや、理解できていない領域が明確になった」「視野が広がり、視座が上がった」という声もあります。

MZ:マネジメント層からは、どのような声がありますか?

伊藤:マネージャー層も、メンバーとの1on1を進めやすくなったと喜んでいます。メンバーそれぞれの目標や伸ばしたいスキル、悩みなどが一目でわかるようになり、フィードバックのイメージも沸きやすいそうです。

MZ:そのほかに、現時点ですでに実感できている変化はあるでしょうか?

伊藤:各メンバーの中で「次にやること」「学ぶこと」への意識が強くなっていることを感じています。「ファイナンスの勉強会をやりたい」といった声が現場から上がってくるほどです。また、新卒で入社した若手メンバーが経営陣に事業計画を提出しており、いくつかブランド起案も通っていますね。

津下本:スキルトラッカーの理想的な活用方法ですね。成長意欲の高い方ほど、職場で自分がどのくらい成長できるか? を重視します。ですので、自分のキャリアが頭打ちになってきた、仕事がマンネリ化してきたと感じると、転職に躊躇がありません。それを踏まえると、自分のキャリアの未来像が描けるI-neさんの環境は魅力的です。

伊藤:ありがとうございます。I-neも300人規模の組織に成長し、自分でブランドを立ち上げたい人だけでなく、今の業務のスペシャリストになりたいと考える人もいるので、個人の考えを尊重し、いろいろなキャリアパスを設計しています。

 やはりグロースXさんは、ダイレクトマーケターやECの業務領域を深く理解されている分、一般的な人材開発コンサルでは深掘りの難しい話も相談しやすいです。マーケターの育成やマーケティング組織作りの仕組み化が、理想的に進められていると思います。

「ダイレクトマーケティングを学ぶならI-ne」の第一想起を取っていきたい

MZ:終わりに、今後の展望をお話しください。

伊藤:さらなるスケール化を実現していくためには、事業アイデアを任せられるダイレクトマーケターの存在が欠かせません。今取り組んでいる育成プログラムをよりよく運用し、次のリーダーを育てることによって会社の成長に繋げたいです。

 それと平行して、チームのメンバーには、AIの発展により今の自分たちの仕事は簡易化されていく可能性があること、だからこそ学び続けて自分たちの市場価値を高めていかなければならないことなどを話しています。市場価値の話は、転職リスクになるのでは? とも考えられますが、「I-neで働く今が自分のキャリアにとって最も大事な時間だ」と認識してほしいのです。

 最終的には、マーケターの間で「ダイレクトマーケティングを学ぶならI-ne」という第一想起を取っていきたいですね。I-neのダイレクトマーケターは、次のステージでも活躍している、と言われるような実績を作れるように、本気でマーケターの育成に取り組んでいきます。

津下本:デジタル化が進んでいますが、その先にある本丸はカスタマーエクスペリエンスの最適化です。様々なツールを駆使しても、人が社会に価値を提供する役目を担うことには変わりありません。変化が激しい時代でも、人の可能性を広げ、持つ能力をアシストし、ビジネスをリードする人を増やすことがグロースXのミッションです。個々人のスキルや経験、仕事への姿勢などが適正に評価されて活躍できる場や、ビジネスが成長するサイクル、環境を作っていきたいです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/03/22 10:00 https://markezine.jp/article/detail/38374

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング