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八百万のマーケティング課題に応える!マクロミル新会社・エイトハンドレッドの事業戦略

 2022年7月、マクロミルのデータコンサルティング事業を分割・承継する形で設立されたエイトハンドレッド。その代表取締役社長に就任したのが、アクセンチュア出身でマクロミルの同事業を率いた大畑翔柄氏だ。「インターネットリサーチに強いマクロミルから誕生し、新たにマーケティングを主軸としたコンサルティング事業を手がける」という大畑氏に、エイトハンドレッドの強みと目指す事業について聞いた。

なぜ新会社エイトハンドレッドを設立したのか

MarkeZine編集部(以下、MZ):2022年7月にマクロミルの子会社としてエイトハンドレッドが設立されました。大畑さんは新社長に就任されましたが、どのような経緯で新会社設立に至ったのか教えてください。

大畑氏:2020年2月にデータコンサルティングサービス『MAG(マグ)』の提供を開始し、2021年5月には新たにデータコンサルティング事業を立ち上げ、クライアントのデータ利活用を支援してきました。

 その事業をマーケティングコンサルティング事業を営むSOUTHという会社に分割・継承し、株式を71%取得することでマクロミルの子会社としてエイトハンドレッドが誕生しました。社員数は2022年7月現在で50人ほどが在籍しております。

大畑翔柄(おおはた・しょうへい)

1985年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了後、アクセンチュアに入社。主に小売り・流通業界におけるマーケティング改革、データ利活用プロジェクトなどに携わる。2014年にマクロミルに入社し、社内改革プロジェクトなどに従事。2021年に執行役員データマネジメントプラットフォーム事業本部長として、データコンサルティング事業を管掌。2022年7月より新会社エイトハンドレッドの代表取締役社長に就任。

全領域をカバーする「マーケティング・マネジメントパートナー」に

MZ:エイトハンドレッドという社名はユニークですが、何か由来はあるのでしょうか?

大畑氏:企業が抱える八百万(やおよろず)の課題を解決したいと想いを込め、エイトハンドレッドという社名にしました。昨今は企業が取得できるデータが増加し、その幅も広がっています。もちろんデータだけでなく、テクノロジーの急激な進歩、顧客の購買行動の多様化などもあいまって、クライアントの課題は非常に複雑化しています。そのような複雑な課題に対し、最適な解決方法を提示し、クライアントの総合的なパートナーになりたいという想いもあります。

MZ:なるほど。その流れで伺いたいのですが、エイトハンドレッドの具体的な事業内容についてお聞かせください。

大畑氏:事業範囲は端的に言うと、マーケティングの全領域です。マクロミルが展開してきたデータコンサルティング事業に、SOUTHの得意領域であるマーケティング戦略策定から施策の実行に至るまでが加わり、マーケティング全般のコンサルティングを一気通貫で提供できる体制が整いました。

大畑氏:マクロミルは皆さんがご存じのようにリサーチ事業をメインとしていますが、エイトハンドレッドの事業領域はマーケティングの全領域としています。そのため経営・事業戦略も関わってきますし、組織設計や管理、データを活用するためのシステムやデータベースの構築、データの分析と利活用、そして施策の実行と検証というように幅広い分野をカバーしていくことになります。

 持続可能なトップラインの成長に貢献し、またマーケティング投資の最適化を実現し、クライアントのパートナーになることを目指していきます。

MZ:特に注力したい業界について教えてください。

大畑氏:業界の区別なく、あらゆる企業の課題解決に貢献していきたいと考えています。昨今は新しいビジネスを立ち上げる際にも、もちろん既存ビジネスを強化する際にもデータ活用は必須ですし、クライアントの課題に合わせて最適な提案や施策実行を進めることが必要だと考えています。

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/08/15 08:00 https://markezine.jp/article/detail/39499

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