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TikTok広告マーケティング最新事例&動向(AD)

アプリの利用増加に貢献!LINEマンガのフルファネル×中長期のTikTok広告活用

Spark Ads活用に欠かせないクリエイター選定の秘訣とは?

MZ:ここからは、中長期に活用することで成果が得られているTikTok for BusinessとSpark Adsについてお聞きします。まずSpark Adsの活用時に意識していたことを教えてください。

LINE Digital Frontier株式会社 マーケティングコミュニケーション室 ブランドマーケティング部 高橋 佳佑氏
LINE Digital Frontier株式会社
マーケティングコミュニケーション室
ブランドマーケティング部
高橋 佳佑氏

高橋:Spark Adsの活用で一番意識していたのは、TikTokクリエイターの起用のバリエーションを増やすことです。最初は、マンガや映画などのコンテンツ紹介動画を投稿しているTikTokクリエイターを起用していました。普段投稿している動画と親和性が高く、LINEマンガの作品の世界観を的確に表現してくれるためです。

@deadnosuke 異世界転生の次は逆!ゲーマーが世界を救う時が来た!LINEマンガ『俺だけレベルMAXなビギナー』の紹介です!"ファンタジー特集"で合計100作品以上がお得に読める! #本の紹介 #みんなの推し本 #俺だけレベルMAXなビギナー #LINEマンガ #PR ♬ オリジナル楽曲 - しんのすけ🎬映画感想

高橋:ただ、これだけではマンガなどの特定のコンテンツが好きな方にばかりリーチしてしまい、それ以外の若年層にリーチするためには、キャスティングの工夫が必要だと感じました。

 あるあるやモノマネなどのコント動画といった、いわゆるパフォーマンス系の動画を投稿しているTIkTokクリエイターたちを、マンガとはまた異なるジャンルの側面からリーチするために起用するようになりました。たとえば、TikTokクリエイターが普段投稿している動画の方向性に沿って、LINEマンガオリジナル作品を題材にしていただき、マンガの要素を入れたコントをしてもらうことで、作品の世界観を伝えつつ、動画としても楽しめるようにご依頼させていただきました。

 これにより、普段マンガに興味のないユーザーにも違和感なくアプローチすることができ、リーチの拡大と新規ユーザーの獲得につなげることができました。コメントも「広告の中で一番おもしろい」「広告だけど全部見た」など、好意的なものが多かったです。

MZ:TikTokクリエイターを選定する際、どのような基準で選んでいるのでしょうか。

高橋:前提として作品とTikTokクリエイターの相性は意識しております。プロモーションする作品が決定した際に最初に想起した方や、普段の投稿と作品の内容の接着点が自然につなげることができる方を選ぶことが、大事だと考えています。

 ユーザーやファンが見て、内容を理解するのに時間がかかったり、悪い意味での違和感を覚えたりする起用は避けています。

 その他の点でいうと、動画のコメントを参考にしています。ファンの方からのコメントにきちんと返信していたり、交流を図っていたりするTikTokクリエイターは、とても信頼ができます。コメントからファン層や性質なども見えてくるので、定性的な部分のチェックも重要だと思います。

重要なのはクリエイティブの鮮度キープと動画の構成

MZ:続いて、TikTok for Businessを運用する際のポイントを教えてください。

米本:TikTok for Businessは、他プラットフォームの広告と比べクリエイティブが摩耗するスピードが早いという特徴があります。成果が良い広告でも、1週間から10日ほどで反応が悪くなるので、各クリエイティブのパフォーマンスを逐一モニタリングし、数字に変化が見えたらすぐ差し替えることが重要です。

株式会社アイレップ 第1コミュニケーションデザインUnit 第3アカウントマネジメントDivision オーディエンスプランニンググループ 米本 礼氏
株式会社アイレップ
第1コミュニケーションデザインUnit
第3アカウントマネジメントDivision
オーディエンスプランニンググループ
米本 礼氏

MZ:効果の良いクリエイティブの共通点はありましたか。

米本:やはり若年層が多く集まるプラットフォームなので、若年層向けのマンガを訴求したクリエイティブの効果は高かったです。TikTokで反応の良いマンガのジャンルも見えてきたので、そのジャンルに関連した複数作品の広告を展開しました。

 また、クリエイティブの構成にも共通点が見えてきました。TikTokは、動画を見た瞬間に興味のあり・なしを判断しているので、冒頭の数秒でアテンションが取れることが重要です。LINEマンガの広告では、冒頭に主人公の顔面アップや見せ場となるシーンを表示していました。

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若年層の利用が増加、広告にも好意的

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/12/20 17:14 https://markezine.jp/article/detail/39564

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