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フルファネルで効果を発揮するAmazon Adsとのマーケティング(AD)

ブランディングに新規獲得に購買貢献も。ネイチャーメイドが継続中のAmazon限定キャンペーン

様々な角度からアプローチ

MZ:そこで2020年に展開されたのが、こちらのLPのキャンペーンですね。概要をご紹介いただけますか?

鈴木:「サプリメントを必要としているけれど、どれを選べばいいかわからない」というお客様へ、その方に合ったサプリメントをご提案するコンテンツとして展開しました。年齢、性別、健康に関するお悩みなど簡単な質問に答えていただくと、おすすめのサプリメントが表示される仕組みになっています。

説明
性別、年齢、生活習慣に関する3つの質問に答えると、その人に適した製品についてアドバイスが表示される

 結果としては、従来の製品バナー広告と比較し、新規顧客の購入率が2桁上昇となりました。これだけ購入率を高められたということで、製品理解の重要性を改めて実証することができ、収穫の大きなキャンペーンとなりました。

説明
質問への回答をもとに管理栄養士から「健康へのアドバイス」を提示した後、おすすめのサプリメントを提案

MZ:2021年には、また新たなキャンペーンを展開されています。

鈴木:はい。前回のキャンペーンも継続しながら、昨年は新たなキャンペーンも行いました。ネイチャーメイドには、必要な栄養素をバランスよくトータルに摂取できる「スーパーマルチビタミン&ミネラル」という主力製品があります。これをベースにお悩みや目的に合わせてその他のサプリメントをプラスしていただく、という形で製品のご提案をしたのが本キャンペーンです。実施前後で比較すると、「スーパーマルチビタミン&ミネラル」購入者のうち、その他のサプリメントも購入される方の比率が上昇するという成果が得られました。

説明
「スーパーマルチビタミン&ミネラル」の既存顧客に対し、プラスαでおすすめのサプリメントを提案することで、セルアップを狙った

過去2回のキャンペーンを経て、現在展開中のキャンペーンは?

MZ:過去2年間のAmazon Ads活用を経て、現在、ネイチャーメイドのマーケティング戦略におけるAmazonの位置づけはどのようになっているでしょうか?

鈴木:先ほど申し上げたように、第一の目的はAmazon内での売上増加ではなく、製品やブランドへの理解を促すコミュニケーションです。Amazon Ads活用を進めるにつれて、より幅広い層へのアプローチに移行することができていると思います。

 また、健康志向の高まりを受け、プロテインなどの健康食品をはじめ、その他の健康関連製品の需要が近年増加しています。この傾向はネイチャーメイドの製品を購入するきっかけをさらに広げてくれるものと期待しており、長期的なブランディングの場としてAmazon Adsは継続して活用していく考えです。

MZ:なるほど。実際に、今年もまた新たなキャンペーンを展開中とうかがいました。こちらはどのような狙いのもと、どのように設計されたのですか?

鈴木:今回のキャンペーンは、トライアル層を対象に展開しています。昨年実施したキャンペーンの分析から、スマートフォンで広告に接触した方が多く、今回もその接点に注目しています。かつサプリメントの利用目的に応じた共感を意識してキャンペーンを設計しています。

MZ:今回はキャンペーン内で動画も取り入れられていますよね。

鈴木:はい。これまでは、製品理解を促進するためにテキスト中心の表現となっていましたが、今回は利用シーンやイメージを情緒的に示し「共感」を与えられるようなクリエイティブを制作しました。より印象に残り、興味を持てるような表現を試してみようということで、シシドカフカさんを起用し、動画も取り入れています。

日本で初めてAmazonのImagingチームおよびBrand Innovation Labと協同し、広告キャンペーンのクリエイティブを制作

MZ:現時点で得られている成果を教えていただけますか?

鈴木:初動では、過去2年のキャンペーンと比べて一番高いクリック率が出ており、新規獲得率も高く推移しています。まだ運用は続きますが、ROASも過去最高を上回るのではと予測しています。

次のページ
Amazonだからこそ実感できる、ROASへのインパクト

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/16 14:23 https://markezine.jp/article/detail/39986

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