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クリエイターに求められること、企業がおさえておくべきこと 共創のリアルをパントビスコさんが語る

クリエイターからみた、広告・PRクリエイティブの現状

――現在のお仕事の内容や、活動を始めた当初との変化などについてお聞かせください。

仕事のうち8割が広告・PR関係で、1割が連載や出演・取材など、残りの1割が個人での作家活動や原画制作です。個人の活動としては、毎日制作は行うようにしています。1日に2〜3点をSNSに投稿したり、1シーズンに1回程度、個展を開いたりしています。

なかでも広告・PR関係のお仕事は、一部にはグッズのデザインなどもありますが、新商品や新サービスをリリースする際の初動の盛り上げ、イメージアップに関する内容がほとんどです。フォロワーの方の8割が女性なので、女性の気持ちに寄り添ったり、響くものをつくってほしいというご依頼が多いですね。

広告のお仕事を始めたときと現在で大きく変わったのは、競合が増えていることです。インスタを始めて最初にお仕事をいただいた2014年ごろは、インフルエンサーやSNSクリエイター、Youtuberなども少なかったのですが、今はたくさんいますよね。それだけ選択肢が広がっているわけですが、比例して企業さんが費やす広告費もウェブの割合が大きくなっているように感じています。

また昔は、もちろんそれも非常にありがたいのですが、「フォロワーが多いから」という理由での依頼が多かったように思います。ですが今は、「以前から見ていました」「このキャラクターが好きで、うちの商品にぴったりなので起用させてください」と、私を指名したうえでお仕事をいただけるケースが増えました。フォロワー数よりも、コンテンツの内容や質がいっそう求められるようになった気がします。

仕事の進めかたで言えば、分業制が増えたように感じています。最初の頃は私自身で入稿まで行っていたのですが、今はたとえば入稿や文字打ち、レイアウトなどは別途デザイナーさんをつけていただけることも多く、その点では制作をスムーズに進めることができるようになったかもしれません。ただ、分業制ではなかったとしても、基本的にあまりストレスを感じることはありません。以前はいろいろな人に片っ端から依頼しているのかもしれないと思うようなケースもたまにありましたが、今は企業さんがとてもクリエイターにリスペクトを持ってくださっているように感じます。

またありがたいことに、今のお仕事の9割以上が先方からのオファーなこともあり、ある程度クリエイティブは任せていただいているためか、修正はほとんどありません。実はイラストレーターではなくクリエイターと名乗っているのにも、それがひとつの理由だったりします。僕が知っているイラストレーターとクリエイターを比べてみると、リライトを依頼される数は圧倒的にイラストレーターのほうが多いんですよね。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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2022/10/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/40234

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