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事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地(AD)

縦型動画起点で効果的な反響を ――花王の事例に学ぶ、リール動画のクリエイティブ成功事例

クリエイターと共創する効果とは

――なぜクリエイターと共に動画クリエイティブを作ることにしたのでしょうか。

横山:今リールでは、クリエイターを起用したUGCに近いクリエイティブが受け入れられやすく、コンバージョンも高く出ています。そういった状況を踏まえて設計しました。また商品のターゲットが、髪のくせうねり悩みを持つ方だったので、実際に同じような悩みを持つクリエイターの方にご協力いただきました。

 その結果、熱量の高い、リアリティのあるクリエイティブにできたと思います。フォロワーの方々も、リールの動画広告を見たらリポストや、いいね!など、より広げるアクションをしてくれる人が多かったです。ブランドとクリエイターとユーザーの新しいつながり方がInstagramで実現できたのではないかと思いました。

株式会社博報堂 生活者エクスペリエンスクリエイティブ局 横山昴氏
博報堂デジタルイニシアティブ プロセス&クリエイティブデザイン本部 クリエイティブ推進局 第一Quick Movie推進部マネージャー 兼
株式会社博報堂 生活者エクスペリエンスクリエイティブ局 横山昴氏

配信面に最適化したクリエイティブで高い効果を

――制作した動画広告をリールで配信した結果、どのような効果が出ましたか。

横山:SNSで一番重要な指標であるエンゲージメント率が、我々がこれまで手がけた全クライアントの平均と比べ1.5倍以上となるよい成果が得られました。動画再生時間も平均と比べ1.6倍の長さとなり、さらにストーリーズと比べたリールのCPMも23%コスト効率が良くとなりました。総じて、非常によい結果になったと言えます。

――今回の取り組みのポイントを教えてください。

横山:配信面を理解し適したクリエイティブにするよう、こだわったことだと思います。

 同じ縦型プラットフォームでもInstagramのリールは最初からブランド名を明らかにするのが、ユーザーに受け入れられやすいと実感しました。「手の中のOOH」的立ち位置なのがInstagram。冒頭から何の商品の広告かということをきちんと伝えておくことが彼らの能動的な情報取得方法に適しており素直に受け取ってもらいやすいのです。

鈴木:広告する商品をきちんと動画の冒頭で出すというのは、リールに限らずMetaのプラットフォームでは非常に重要なポイントです。最初の2秒までにしっかりとブランドを出すことによって、広告想起や購入意向が上がるということが調査からわかっています。花王様は、まさにそれを実践されていました。

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縦型起点でクリエイティブを設計

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/23 10:30 https://markezine.jp/article/detail/40674

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