ユーザーの多様なフェーズに応じたクリエイティブで訴求
室谷(リクルート):私からは、インストール促進施策と認知向上のためのプロモーションについて説明します。
室谷(リクルート):まずインストール促進施策についてです。先ほど「結婚が決まった時点から式を予約するまで、結婚準備のパートナーとしてアプリをずっと使っていただきたい」という話をしました。そのため、結婚準備の初期段階である情報収集のフェーズから、ある程度形が見えてきて予定を管理したいフェーズまで、幅広いフェーズに応じた訴求をしています。
たとえば、情報収集段階のユーザーには記事を訴求したクリエイティブ、結婚準備段階のユーザーにはアプリの豊富な機能を訴求したクリエイティブ、式場の検討段階にいるユーザーには式場のバリエーションを訴求したクリエイティブを届けるイメージです。
アプリの認知を向上するためのプロモーションとして、テレビCMを活用しています。現在進行形で結婚準備をしている層だけを狙ってコミュニケーションするのではなく、将来的に結婚を考えているユーザーに対しても積極的にアプローチするなど、中長期的な関係の構築を目指しています。これがCM施策の基本的な考え方です。
インストール経路によってユーザーの継続率に差が
酒井(ANA X):空港内の店舗「ANA FESTA」と連動して実施したプロモーションの事例を紹介します。先ほどご説明したように、単純なインストール数だけでなく「実際にインストールした方がその後どれくらい継続して利用しているか」という点に着目しました。
酒井(ANA X):プロモーションの結果を見ると、ある特定のシーンでインストールした方の継続率が顕著に伸びていました。たとえば飛行機に乗る直前や旅行中です。旅行中にアプリを通じて有益な情報や高い利便性が享受できたことを思い出し、旅行から戻った後も「価値のある情報を受け取りたい」「ポジティブな体験を得たい」などの動機から、アプリを起動する回数が増えているのではないかと想像します。
この結果を踏まえ、今後のプロモーションの方向性を検討しているところです。先ほど渡辺さんからアットコスメストアのレジ待ち時間を活用した施策をうかがって、自社でも参考にしてみたいと感じました。
大城(Adjust):皆さんの話をうかがいながら、1インストールを科学するためには、各アプリの特徴をしっかりと捉えつつ、ユーザーのインサイトについて仮説検証を行い、分析することが重要だと感じました。改めて渡辺さん、室谷さん、酒井さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
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