オンライン施策は、オフライン施策のフォローアップ的な位置づけにシフト
Q1.リアル回帰して以降、マーケティング予算のオフライン/オンラインの比率はどのように変わりましたか?
2023年からオフライン施策を増やし、予算も拡大しています。
2023年の効果を踏まえ、2024年は2023年比で1.5倍の予算を計上しています。主な施策として、展示会への出展、メディア主催のオフラインイベントへの協賛、自社カンファレンスを実施してきました。

新卒でコニカミノルタジャパンに入社し、法人営業や新規事業の立ち上げ、アライアンスビジネスの推進に従事。その後、資本業務提携先であるネットイヤーグループに出向し、マーケティングの知見を深め自身の基盤を形成。帰任後は、コニカミノルタジャパン内でデジタルマーケティング活動の強化を実施。2020年に株式会社サイバーセキュリティクラウドに参画。一人目のマーケターとしてスタートし、インサイドセールスやBizOpsの立ち上げを行いながら、マーケティング組織の構築・拡大を進めつつ全社的にデータドリブンな組織への転換も推進中。
Q2.ウェビナー施策と展示会施策は、どのように使い分けていらっしゃいますか?
明確には区別していませんが、弊社では、展示会後のフォローとしてウェビナーへの誘導を実施しています。
展示会でのデモを通じて詳細な説明ができたリードについては、インサイドセールスで引き続きフォローを行っています。一方で、チラシをお渡しするのみで深い会話ができなかったリードについては、ウェビナーで新たなタッチポイントを作り、興味関心が少し高まった状態でフォローするようにし、効率化を図っています。
Q3.社会がリアルに回帰して以降、マーケティングや営業の現場で感じる変化はありますか?
リアル回帰により、リアルで得た情報のほうが記憶に残りやすく、オンライン(デジタル)で得た情報は記憶に残りにくくなっているように感じています。
そのため、導入に至るまでのタッチポイントとして、自社イベントへの招待や訪問による商談など、オフラインでのコミュニケーションを組み込む工夫をしています。