キーボードアプリ「Simeji」は、10~24歳を対象に2023年の流行を調査し、「Simeji presents Z世代トレンドアワード2023」を発表した。以下、一部内容を紹介する。
年間トレンド大賞は「ひき肉ポーズ」に!
「年間トレンド大賞」は、チャンネル登録者数153万人を超える6人組中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバーが挨拶代わりに披露する「ひき肉ポーズ」となった。
「ひき肉です」というセリフとともに両腕を大きく広げるこのポーズを、プリクラやSNS投稿をする際に行うZ世代が多く話題に。スポーツ選手や俳優など有名人も披露したことで、ブームが巻き起こった。
お笑いタレント「やす子」が人気
「ヒト部門」では、元自衛官の経歴を持つお笑いタレント「やす子」が大賞に選出。「はい~!」という掛け声や親しみやすい人柄がZ世代の人気を集めた。
この他、同部門の「トレンド芸人2023」2位には「なかやまきんに君」、3位には「錦鯉」がランクインした。
また「SNSトレンドアーティスト2023」では、ヒット曲「オトナブルー」がSNSで話題になった「新しい学校のリーダーズ」が1位に。TikTokで同楽曲を使用した動画の総再生回数が2023年6月時点で約31億回を突破するなど、人気を博した。
2位のKanariaは、ボーカロイド曲「酔いどれ知らず」が2023年上半期Billboard JAPAN UGC ソングチャート「Top User Generated Songs」で1位を獲得し、注目を集めた。
「みそきん」や「痛バッグ」がトレンド入り
「モノ部門」の大賞は、マルチクリエイター/YouTuberの「HIKAKIN」がプロデュースしたカップラーメン「みそきん(HIKAKIN PREMIUM)」。2023年5月に発売され、数日で完売の店舗が出るなどZ世代の間でも話題になった。
同部門の「トレンドグルメ2023」2位以降は、「10円パン」「ライスペーパー」「2Dケーキ」「たべっ子どうぶつ」が続いた。また「トレンド推し活グッズ2023」では、推しの缶バッジやキーホルダーなどで覆い尽くした「痛バッグ」がトップに。推し活をするZ世代に楽しまれた。
Z世代に流行ったワードやポーズは?
「コト部門」は、年間トレンド大賞と同じくちょんまげ小僧より、メンバー「ひき肉」が挨拶をする際のフレーズ「ひき肉です」が大賞に選ばれた。Z世代に人気のアーティストやアイドルが、TikTokにこの言葉を使ったダンス動画を投稿したことでも注目された。
「トレンドワード2023」では、「なぁぜなぁぜ」「蛙化現象」の他、Google PixelのCMで使われたセリフ「消しゴムマジックで消してやるのさ」などがトレンド入りした。
「トレンドポーズ2023」は、二人組であえて一緒にハートマークを作らない「片思いハート」や、自分の顔がハートの中に入っているように両手で顔を挟む「ハートの中に入ったよポーズ」などがプリクラの定番のポーズとして流行した。
【調査概要】
調査期間:2023年10月17日(火)~10月31日(火)
調査対象:10~24歳の男女
有効回答数:6,409名
調査方法:アプリ「Simeji」内、インターネットでのアンケート調査
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