MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が3月23日~26日に「モバイルコマースに関する利用動向調査part3」を実施し、4,056人から有効回答を得た。年々、普及しつつあるモバイルショッピングだが、アンケートに答えたユーザの過半数はモバイルショッピング未経験者だった。その未経験者に「携帯電話でのネットショッピング(オークションを除く)に興味がありますか?」と聞いたところ、「はい」と答えたのが31.1%、「いいえ」と答えたのが68.9%で、7割近くが興味ないと答えた。
未経験者のうち、モバイルショッピングに興味があると答えたユーザに、「どうなったら、モバイルネットショッピングを利用するか」を選択式(複数回答)で尋ねたところ、「個人情報管理がしっかりされているなら」と答えたのがトップの68.5%で、利用者にとって個人情報管理の懸念がモバイルショッピング利用の障壁になっていることがわかった。一方、「有名なサイト(運営会社)である」、「友人・知人が利用している」などの項目はそれぞれ32.9%、23.0%とそれほど高くなく、店舗との金銭や購入手続きのトラブルについてはそれほど心配していない一方で、入力したクレジットカード情報の不正使用や迷惑メール・電話の発生につながる個人情報の漏洩を問題視しているようだ。
プレスリリース:「モバイルコマース利用動向part3」