Googleの地図情報サービスGoogle Mapsでは、平面地図と航空写真を公開しているが、この地図の表面に変化が起こりつつある。丸の内周辺を表示した地図を拡大して見てみよう。一部の大きなビルが立体表示されているが、それ以外はビルの形が平面的に描かれているだけだ。
しかし、ニューヨークのマンハッタンを表示して拡大してみると、すべてのビルが美しい半透明の立体構造を持った描画に変化している。
この描画を評して、Google Mapsの情報サイトGoogle Maps Maniaでは、「2.5次元地図」と呼んでいる。この処理がなされるのは、同サイトによると米国内の約38都市の地図に限られているようだ。拡大レベルを3~4にすると、全体に立体表示されるだけだが、さらに1~2にあげると上のニューヨークの地図のような半透明の立体構造を表示するようになる。ちょっとした変化だが、コンピュータならではのエフェクトは新鮮な気分を与えてくれる。